FXのATRとは?計算式や見方・使い方、トレード手法、MT4/MT5での期間設定方法
ATRはボラティリティを確認するためのインジケーターです。
トレンドの把握を簡単にできることが人気の理由の1つです。
便利なインジケーターですが、ATRの使い方がわからない方もいるでしょう。
そこで、この記事ではFXのATRとは何か詳しく解説します。
計算式やMT4やMT5での表示方法、具体的なトレード手法も触れますので参考にしてください。
FXのATRとは
FXのATRとは、Average True Range(アベレージ・トゥルー・レンジ)の略で、特定の期間における価格の変動幅、いわゆるボラティリティを確認するためのインジケーターです。
ATRはオシレーター系のインジケーターに分類されますが、一般的なオシレーター系のインジケーターのようには使いません。
ボラティリティの大きさからトレンドの強さを把握するので、トレンド系インジケーターに近い特徴があります。
ATRの上昇はボラティリティの拡大を示し、逆にATRの下落はボラティリティの縮小を示します。
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ATRの計算式
では、実際にATRの計算式をご紹介します。
まずは、以下の3つの公式を使い、それぞれの値幅を算出します。
当日高値と当日安値の差
当日高値と前日終値の差
当日安値と前日終値の差
上記3つの値幅を比較して、最大の値幅のものをTrue Range(真の変動幅)と定義します。
そして、このTrue Rangeの移動平均線がATR(Average True Range)です。
一般的にはATRは期間14で使用することが多いので、True Range14日間の平均値がATRになります。
MT4・MT5でATRを表示させる方法
では、MT4とMT5、各プラットフォームで、ATRを表示させる方法をご紹介します。
ATRはデフォルトで搭載されている為、外部からインジケーターをダウンロードする必要はありません。
MT4でATRを表示させる
まずはMT4でATRを表示させる方法をご紹介します。
MT4を起動後、以下のような手順となります。
「挿入」→「インジケーター」→「オシレーター」→「Average True Range」を選択
以下のようなATR設定画面が表示されます。
ATRは期間14で使うことが多いので、期間の欄に「14」と入力。
間を設定して「OK」をクリックすればATRの表示が完了です。
MT5でATRを表示させる
次はMT5でATRを表示させる方法をご紹介します。
MT5を起動後、以下のような手順となります。
「挿入」→「インジケーター」→「オシレーター」→「Average True Range」を選択
以下のようなATR設定画面が表示されます。
ATRは期間14で使うことが多いので、期間の欄に「14」と入力。
期間を設定して「OK」をクリックすればATRの表示が完了です。
ATRの見方・使い方
では、実際にATRの使い方をご紹介します。
ATRの一般的な使い方は以下の2つです。
ボラティリティの大きさを判断
トレンドの把握
それぞれの使い方について詳しく解説していきます。
ボラティリティの大きさを判断
ATRを使う1番の目的はボラティリティの大きさを判断するためです。
ボラティリティとは、価格が動く大きさを意味します。
つまり、ATRが上昇するとボラティリティが大きくなっていることを示し、ATRが下落するとボラティリティが小さくなっていることを示しています。
FXで利益を伸ばすためにはボラティリティが大きい場面を狙う必要があるので、ATRの数値を確認することが大切です。
トレンドの把握
ボラティリティの大きさがわかると、トレンドの察知や把握をすることができます。
具体的には以下のように判断します。
ATRが上昇
トレンドの発生ATRが横ばい
現在のトレンドが継続ATRが減少
トレンドの終了、トレンドの転換
そのため、トレンド相場で戦いたいならATRが上昇している場面を狙い、相場の転換を狙いたいならATRが下落している場面を狙います。
ATRはオシレーター系のインジケーターですが、トレンドの把握ができる珍しいインジケーターです。
ATRを利用したトレード手法
ここでは、ATRを利用したトレード手法について解説します。
ATRは、エントリー方法だけではなく、決済方法としても利用できる便利なインジケーターです。
他のテクニカル指標と組み合わせる
移動平均線とATRを組み合わせてエントリー
ATRを利用した決済方法
ATRの使い方をマスターしてトレードに生かしていきましょう。
他のテクニカル指標と組み合わせる
ATRはボラティリティを計測するインジケーターであり、具体的な売買タイミングを見極めるインジケーターではありません。
そのため、FXでATRを使う場合は、ATR単体で使うよりも他のテクニカル指標と組み合わせることが大切です。
ATRを利用するなら、トレンドでトレードすることが多いので、移動平均線や一目均衡表など、トレンド系のインジケーターと組み合わせることをおすすめします。
移動平均線とATRを組み合わせてエントリー
実際に移動平均線とATRを組み合わせたFXのエントリー方法をご紹介します。
移動平均線は使い方が豊富ですが、トレンドの初動を狙うという意味ではゴールデンクロスとデッドクロスとの相性が良いです。
ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜けることで、上昇トレンドの兆しを示します。
一方、デッドクロスとは、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に抜けることで、下降トレンドの兆しを示します。
では、移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスとATRを組み合わせた具体的なエントリー方法を見ていきましょう。
まずは、買いエントリーのタイミングです。
ATRが上向きに上昇しているかつ、ゴールデンクロスを形成したら買いエントリーをします。
ATRの位置ではなく上昇しているかどうかが重要です。
ボラティリティが上昇していることはその後トレンドになる可能性が高くなるので、移動平均線との相性も良くなります。
次は、売りエントリーのタイミングです。
ATRが上向きに上昇しているかつ、デッドクロスを形成したら売りエントリーをします。
売りエントリーということで、ATRが下落した時と勘違いする場合があるので注意が必要です。
ゴールデンクロスやデッドクロスだけでトレンドを判断するとだましに遭う可能性が高くなります。
しかし、ATRと組み合わせることでボラティリティが高いポイントに絞れるので、だましに遭うことが少なくなります。
ATRを利用した決済方法(利確値・損切り値)
ATRはエントリーだけでなく決済方法として使用できます。
結論から言うと、エントリー時のATRの5倍の数値を利確値と損切り値に設定する方法です。
まずは、エントリー時のATRの5倍の数値を計算します。
ATR:0.1500 × 5 = 0.7500
この数値からエントリー価格の103.808に0.7500を足した数値と引いた数値を算出し、その数値を利確値と損切り値に設定します。
利確値
103.808 + 0.7500 = 104.558損切り値
103.808 – 0.7500 = 103.058
エントリーした時点から、利確値と損切り値が計算できるので、決済タイミングに悩む必要もありません。
いつも決済タイミングに迷っている方はATRを使った決済方法を試してみてください。
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