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Cフォークとは?引き方やFXトレード手法を解説

Cフォークとは2本のトレンドラインを用いたテクニカル指標で、トレンド転換が分析できます。

トレンドラインはFXトレーダーにも人気なテクニカル指標ですが、相場状況を把握するために使う指標であり、具体的な売買タイミングまでは分析できません。
Cフォークもトレンドラインの一種ですが、2本のトレンドラインを使うだけで、相場状況はもちろん、売買タイミングや損切りラインまで簡単に分析できます

この記事では、CフォークのMT4/MT5での引き方やFXトレード手法、注意点をご紹介します。


Cフォークとは

Cフォークとは、「Chuvashov’s Fork(チュヴァショーフ・フォーク)」の略で、2本のトレンドラインを用いたテクニカル指標です。
「Stanislav Chuvashov(スタニスラブ・チュヴァショーフ)氏が考案したテクニカル指標なので、このような名前になったと言われています。

Cフォークは、上記画像のように2本のトレンドラインを引き、トレンド転換のタイミングを推測するための指標です。
トレンドラインは、FXトレーダーがよく使用する指標ですが、相場状況を把握するために使用するだけで、具体的な売買タイミングは分析できません。

それに対して、Cフォークは相場状況の分析に加えて、売買タイミング、損切りラインまで細かく分析できます。
FX初心者の方でも、Cフォークの使い方をマスターすれば確実にトレードの幅が広がります。

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Cフォークの引き方

ここでは実際にCフォークの引き方をご紹介します。
Cフォークは下記2ステップで引くことができます。

  1. 軸となるトレンドラインを引く

  2. Cフォーク成立の条件となるトレンドラインを引く

順を追って説明していきますので、実際に引いてみましょう。

軸となるトレンドラインを引く

まずは、Cフォークの軸となるトレンドラインを引きましょう。

  • 上昇トレンド
    安値と安値を結ぶトレンドライン

  • 下降トレンド
    高値と高値を結ぶトレンドライン

上昇トレンドと下降トレンドで結ぶポイントが異なりますので、ご注意ください。

上記は下降トレンド時のチャートなので、高値と高値を結ぶトレンドラインを引きました。

Cフォーク成立の条件となるトレンドラインを引く

次に、Cフォーク成立の条件となるトレンドラインを引きます。
ここからが、トレンドラインとCフォークの大きな違いです。

高値②(上昇トレンドの場合は安値②)とトレンド終了後の高値③を結ぶトレンドを引きましょう。

この際、高値③は高値②よりも低い位置にあることがCフォークの条件です。
上昇トレンドの場合、安値③は安値②よりも高い位置にあることが条件になります。
これでCフォークが完成です。

Cフォークを利用したトレード手法

では実際に、Cフォークを利用したトレード手法をご紹介します。

Cフォークは、トレンド転換するタイミングを狙うため、上手くトレンドに乗れたら、1回のチャンスで大きな利益が期待できる手法です。
初心者の方でも再現しやすい手法なので、ぜひマスターしてください!

上昇トレンドのCフォークで売りトレード

上昇トレンドのCフォークでは、売りシグナルが発生します。
上昇トレンド終了後、一旦レンジ相場を形成し、その後の下降トレンドへの転換を狙うという手法です。

下記のチャートをご覧ください。

上昇トレンドのCフォークを描画したチャートです。

1本目のトレンドライン(黄色)を下に抜けるのは上昇トレンド終了のサインです。
しかし、まだその時点では、下降トレンドに転換する可能性とレンジ相場継続の可能性、どちらもあります。

2本目のトレンドライン(赤)を下に抜けたら、そのまま下降トレンドに転換する可能性が高いので、売りエントリーをします。
なお、2本目のトレンドライン(赤)を上に抜けたら速やかに損切りしてください。

下降トレンドのCフォークで買いトレード

下降トレンドのCフォークでは、買いシグナルが発生します。
下降トレンド終了後、一旦レンジ相場を形成し、その後の上昇トレンドへの転換を狙うという手法です。

下記のチャートをご覧ください。

下降トレンドのCフォークを描画したチャートです。

1本目のトレンドライン(黄色)を上に抜けるのは下降トレンド終了のサインです。
しかし、まだこの状態では、上昇トレンドに転換する可能性とレンジ相場継続の可能性、どちらもあります。

2本目のトレンドライン(赤)を上に抜けたら、そのまま上昇トレンドに転換する可能性が高いので、買いエントリーをします。
なお、2本目のトレンドライン(赤)を下に抜けたらすぐに損切りをしてください。

Cフォークを利用する際の注意点

FXでCフォークを利用する際の注意点は下記の2つです。

  1. だましが発生する場合がある

  2. 他のテクニカル指標と組み合わせる

1つずつ詳しく見ていきましょう。

だましが発生する場合がある
まず、Cフォークを利用してトレードする際はだましに注意しましょう。
Cフォークはトレンド転換を探る分析方法ですが、トレンド転換をせず、すぐに反発することもあります。

FXの分析方法に100%勝てる必勝法はないので、だましが発生するのは仕方ないことです。
だましが発生しないポイントを見つけるというより、だましが発生した場合の対処法をあらかじめ決めておきましょう。

だましが発生した後の対処法として、損切りの徹底は大切です。
繰り返しになりますが、Cフォークを利用してエントリーをした後、2本目のトレンドラインまで反発してきたらすぐに損切りをしてください。

他のテクニカル指標と組み合わせる

Cフォークはトレンド転換を分析するのに有効なテクニカル指標です。
しかし、Cフォークだけに頼ってトレードするのは根拠が弱いので、他のテクニカル指標と組み合わせましょう。

他のテクニカル指標と組み合わせることで、だまし対策にも繋がります。
RSIなどのオシレーター系テクニカル指標と組み合わせれば、反発タイミングをある程度予測でき、だましに遭う確率も下げられるので、おすすめです。

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