スカウトのスキルについて考える パート3
皆さん、こんにちは。カタリストエージェントの勝田です。
前回の投稿では、スカウトスキルシリーズの2回目として「レジュメ読み込み編」をお届けしました。
詳細は下記の投稿をご覧ください。
今までスカウトのスキルとして「ターゲットの検索」と「レジュメの読み込み」という主として候補者のターゲティングについて述べてきましたが、今回はシリーズの最終回として、このターゲティングで設定したターゲットにいかに適切にメッセージングをしていくか、という「スカウト文面」についてみていきたいと思います。
スカウト文面の重要性
スカウトにおけるスカウト文面の重要性は言うまでもありません。
今や多くのヘッドハンターのスカウトや企業によるダイレクトリクルーティングが活況の中、このスカウト文面の優劣が他社との差別化、あるいは返信率に大きく影響をします。
具体的には以下のような点がポイントです。
案件紹介か、面談誘導か?
以上、スカウト文面における注意するべきポイントについて見てきましたが、実はスカウト文面にはこのような案件紹介をメインで行うケースとは別にいわゆる「キャリア相談」や「転職相談」のような形でスカウトを送るというやり方もあります。案件に対して応募喚起を図るというよりは、面談に誘導するパターンです。
このやり方は、例えばまだ転職という選択肢も含めて志向性が固まっていない求職者、あるいは、自分のスキルやキャリアのマーケット感を確認したいというようなケースには向いています。
若手や第2新卒クラス、あるいは初めて転職を検討するミドルやシニアクラスの方にこの傾向は強いかもしれません。
スカウト文面において、具体的な案件を紹介していくべきか?あるいは、面談へ誘導したほうがいいのか?という点についてはどちらの方ががいいという話ではありません。コンサルタント自身が保有する案件の緊急度や求人数などに応じて、自らが考えていくしかないと思います。
スカウト送信後のフォローについて
最後に一連のスカウトにおけるスキルとして「送信後のフォロー」について述べて見たいと思います。ご存知の方も多いと思いますが、多くのスカウトサイトには「再送」機能がついており、◯◯日後に自動で再送することが出来ます。この再送文面についても初回文面と連携して適切なメッセージを作成していくことが大事です。
ただ、ここではこのような再送のことよりもスカウトの返信後のフォローについて述べたいと思います。
実は今や多くのスカウトサイトは携帯などのモバイルに対応しており、ボタンひとつで案件に対する応募意向をヘッドハンターに伝える仕組みとなっています。このことは従来のメールベースのスカウトと比べて、気軽に案件に対してエントリーができることを意味しています。まずは「とりあえず話を聞いてみよう」というレベルでの返信が増えるということです。
このことは特段悪い話ではないのですが、気軽である分、面談に繋がらない場合も多いのが実情です。
そこでこの点を意識して、しっかりと返信後のフォローを行い、面談まで繋げていくということも大事なスカウトスキルだと思います。
以上、今回の投稿までで以下の4つのスカウトスキルについて見てきました。
人材コンサルタントのスキルとして、いわゆる営業的なスキルに加えて、このスカウトスキルについてしっかりと自己認識をしておくことは今後、自身の強みを考える上でとても重要なポイントだと思います。
是非、これまでの一連の投稿を参考にして頂ければと思います。
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