推奨スペック未満のサーバにTableau Serverをインストールする方法
はじめに
Tableauが推奨する推奨スペック未満での利用を勧めるものではなく、そうせざるを得なかった私が備忘録として残すものです。
本来は推奨スペック以上での利用が前提ですのでご注意ください。
検索しても出てこなく、コミュニティに少量情報がある状態なので共有したいと思い記事にしました。
状況
自組織ではTableau Serverを利用しているが利用者が50名と少ない状況であり、かつ、頻度もあまり多くない。
また、サーバに負荷が掛かるような抽出やサブスクリプションやジョブも多くない。
<サーバ>
VMware
Windows Server 2016 Standard
インテル Xeon Gold 6134 プロセッサー 8vCPUs @ 3.2GHz
メモリ32GBytes
ディスク256GBytes
推奨スペック
念のためではあるが、Tableauが推奨しているスペックは以下。
割とメモリが多く必要。
今回どこに引っかかったのか?
単純にメモリ。
OS含め過去のメモリ推移を見ても32Gあれば十分という状況で、128Gには到底足りない状況。
増設もお金的に可能ではあるが費用対効果が出なさそうと判断し却下し最小ハードウェア要件を満たさない状況にめでたくなった。
ではどうすれば良いか?
結論としてはインストール時の最小ハードウェア要件チェックをSkipさせた上でインストールすれば良い。
手段としてはコマンドプロンプトよりインストーラーexeを以下のオプションを加えた上で実行すれば良いだけ。
これで普通通りインストールが完了するのでお試しあれ。
「TableauServer-64bit-2022-3-1.exe SKIPSYSTEMVERIFICATION=1」
デメリット
何か不具合が発生しTableauへCase Openする際に「最小ハードウェア要件を満たしていないので発生している可能性が高いので最小ハードウェア要件を満たした上で再確認頂けないか」的なコメント発生率が高くなります。
が、事情を説明すれば理解頂けるので実害はありません。
最後に
最小ハードウェア要件を満たしていない状態で動かしているのはサーバ管理者として自覚するべきであり、リソースを追加するかしないかは一定の周期を見つつ判断する必要があります。
実は利用者が更に少ない20名程度の時は16Gbytesメモリで動かしていた時もありますが流石に50名へ増えた際に32GBytesに増設し今に至ります。
最小ハードウェア要件以下で良いと判断したのは自分自身ではあるので、その責任のもとで運用をしていくべきだと考えます。
良き、Tableau Serverライフを!!!
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