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最高気温39度

7/29(月)
暑い。今日の最高気温は39度らしいよ、とオットから朝言われる。人より高い、とぼんやり思う。もう外には出られない。
こんなに暑いと猫たちは大変なことになってしまう…と、自分の部屋でクーラーをつけて誘い込む。長居するときもあれば、すぐにまたリビングのソファ下に戻ってしまうこともある。暑くないのだろうか。

土曜日は、県外から高校時代の友人が遊びに来て、元々都内に住む友人もあわせて5人でご飯を食べた。渋谷にしてはリーズナブルで、ご飯も美味しく飲み物の種類も豊富だった。わたしたちの空間だけ半個室っぽくロールカーテンで区切られており、そのせいか空調が届かず、友人が持参したハンディファンが大活躍しており高校時代のわちゃわちゃを思い出した。
恋愛の話は出ず、主に仕事の話を面白おかしく聞いていたらあっという間に3時間ほど経ってしまった。何か話したいことがあったわけでもなく、ただ元気でいればいい。それぞれ何に悩んでいるの?と聞いてみればよかったな、と今になって思う。でもわたし自身に特段大きな悩みは無い。
当時の悩みは思い出せない。とにかく地元から出たかった。勉強は、高校受験のときに頑張ったきりで、高校では友人と話しているのが楽しかった。学ぶことと世界は、リンクしていなかった。もったいなかったな。

もつ焼き、美味!
手の柔らかさについて議論

渋谷に向かう前に、ニュウマン新宿でtresというインナーウェアブランドのPOPUPをやっていたので見た。色味が可愛いし、肌触りもよかった。華美なものよりシンプルな下着が欲しくなっている。が、ほとんどユニクロとtodayfulのカップ付きキャミで済ませているので、また次のシリーズが出たら試してみたい。
代官山のLurf Museumに移動。unpisさんの展示会を目当てに行き、少しだけ待ったがカフェでケーキもいただいた。2Fでも別の作家さんの展示をやっていて、時間帯が遅かったからか貸切だった。静かな空間に、かなり大きい絵がどん、とあって、近づいたり離れたりして見入った。直接見ることはパワーだ。これをSNSで写真越しに見るのでは、わからないものもある。ほんとうは地下でも別の展示をやっていたようだったが、タイムオーバーで行けなかったのが残念。カフェ自体居心地がよく、落ち着く空間だった。また行ってみたい。偶然雨を避けられた。

unpisさんの絵に囲まれてお茶ができる
Kazusa Matsuyamaさんという作家さんの作品に偶然出会えたうれしさ
ケーキのお皿と茶器がセットで美しかった

ワタナベアニさんの「カメラは、撮る人を写しているんだ。」読了。幡野さんもおすすめされていて、ようやく読めた。重なる部分もあり、趣味を超えてプロ目線も入っていたが、改めて考えたいことばかりだった。写真は文学、と言われると、肩に力が入ってしまう。伝えたいこと、撮りたいもの。まだまだ撮ら「ねばならない」が思考の中に乗っかっている。

「自分が好きなものを好きなように撮る。自分が思ったように撮れなかったら、できるように技術を学ぶ」
「撮りたいと思わなかったら、絶対に撮ったらだめ。」
「写真はすべてが愛するものの記憶。自分の中にある、愛するものへの衝動。」

カメラは、撮る人を写しているんだ。

言語化するのが面倒なこと、自分の気持ちと向き合わなければ「なんだか嫌」なままで通り過ぎてしまうことを、取り出して整理すべきか迷う。言葉で言ってよ、と言われてもわたしも戸惑っている。明確な言葉にしづらい体験を久々にして、新鮮だった。結局、そのことについて話せてはいないまま、生活が流れていく。

暑すぎるね

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