【コンサル業界研究】ベイカレクローンのベンチャーコンサル4社を徹底調査してみた!!
※2022年7月更新版
※名称変更
前回「ベイカレント・コンサルティング(以降ベイカレ)」の調査を行いまして、ベイカレ出身者が起業したベンチャーコンサル会社が数社あることが判明しました。
その数社は「ベイカレクローンベンチャー」とも言われており、ベイカレと同じビジネスモデルなのか確認したいと考え調査しました。
調査の結果、類似する点が多く、これは記事にしたいということで本記事の作成に至りました。
今回、数社の中でも事業拡大中の以下4社に抜粋して紹介します。
結論を言うとまさに「ベイカレクローン」でした!!
(設立順)
・株式会社ライズ・コンサルティンググループ
・株式会社ビジョン・コンサルティング
・株式会社ノースサンド
・株式会社Dirbato(ディルバード)
以降、上記4社を総称し、「ベイカレクローン」と呼ばさせていただきます。
<本記事の目的>
・ベイカレクローンのベンチャーコンサル会社を知ってほしい
・入社するかの判断材料にしてほしい
この記事を読む前に以下記事を読むとベイカレクローンがいかに「ベイカレモデル」を継承しているか理解できる思います。
ベイカレベンチャー 会社基本情報 その1
会社基本情報です。
ビジョン・コンサルティングは増資したのと、六本木に移転するようです。
※2022.4月に移転済み
ノースサンドはすでに移転しています。
ベイカレベンチャー 会社基本情報 その2
基本情報その2です。
基本情報かは微妙ですが、1つずつ見ていきます!
社員数は2021年から各社増えています。
社員数は「ビジョン・コンサルティング(以降ビジョン)」が変わらず1番です。ざっと見ても月に20名以上増えているように見えます。
新卒採用は、4社ともしています。
ライズ・コンサルティング(以降ライズ)、ノースサンド、Dirbatoについてはコンサル職の募集をしています。
ビジョンについてはBP職(内勤)のみ募集のようです。
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中途採用の求人数は、私の実測値ではありますが、ビジョン、Dirbatoの求人は他2社に比べて多い印象です。
ビジョン、Dirbato共に内訳は、コンサル職+エンジニア職+新規事業担当の募集でした。
ライズ、ノースサンドも求人は出てはいますが、コンサル職のみ募集していました。
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サービス・事業は、4社ともコンサルティング事業が主力ビジネスです。
ビジョン、ノースサンド、Dirbatoは新規事業の取り組みもあるそうです。
ライズはコンサルティングが事業のみに注力しており、「NewTechコンサルティング」においては強みとなる事業だそうです。
ベイカレベンチャー コンサルティング事業について
続いては、皆さんの興味がありそうなコンサルティング事業についてです。
「ベイカレモデル」として大事なところなので、少し詳細に記載しました。
案件獲得方法は、各社とも営業職が案件取得しているところがポイント。
※ベイカレモデルの特徴の1つがこちら↑
ライズについては外資コンのようにパートナー職が案件を取得する動きもあるようです。
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続いて契約形態です。各社とも契約形態は口コミサイトを見る限りでは、派遣もしくはSESが主流だそうです。問題解決の提案やコンペによる請負契約などは現状ない可能性が高いです。これもベイカレモデルの特徴です。
ただライズは、官公庁入札からの案件受注、NewTech分野での直請け案件の実績もあるそうです。
各社HPなどに取引先企業名の記載がないので、派遣やSESが主流だと思います。(推定ですが、ベイカレもそうだし可能性は高い)
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続いてインダストリーカットです。結論から言うと各社、インダストリーカットはなく、「ワンプール制」となります。
こちらもベイカレモデルの特徴の1つですね。
ベイカレとベイカレベンチャーがワンプール制である理由は以下記事を参照してください。(表向きの話)
ワンプール制である裏の理由(想定)
※ワンプール制の理由
営業が案件取得をしていることで、ワンプール制を取らざる負えないことが理由です。
営業が営業活動をしている以上専門的な提案ができなく、御用聞き営業で得た案件に合ったスキル保有者を提案しているのでしょう。
営業の性質上、インダストリー分けすると特定インダストリーでは案件受注ができない可能性もあり、ワンプール性を引いているのでしょう。
口コミサイトには、インダストリーも業務も選択できない、PMO案件ばかりと言った意見がたくさんありました。
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続いては強みと弱みです。
まず強みにおいては、ライズは「営業力」としました。
理由としては、営業とパートナー職で案件獲得、NewTechコンサルティングなどの武器を活かした提案業務を行っているところです。
ビジョン、ノースサンド、Dirbatoは「採用力」です。
3社とも社員数の増加率は高く、採用に力を入れているのが見るだけでもわかります。
弱みにおいては、ライズは「企業認知度」としました。
私も調べるまで知りませんでしたし、口コミに唯一書いてあった弱みがこちらでした。
ビジョンは、「営業力」、「社員の長期教育」、「未経験コンサルが多い」、ノースサンドとDirbatoは「営業力」、「社員の長期教育」としました。
社員の長期教育が弱みなのは、1人で案件に参画させたり、チームでプロジェクトに参画できていない点も関係すると思います。
ベイカレモデルやSESは少人数募集が多く、1人で案件に入ることが多いのが特徴です。
未経験コンサルも、最初から1人でコンサルとして案件参画することもありそうですね。。。
ベイカレベンチャー 評価制度、教育制度
続いては、年収アップやスキルアップをしたい方が知りたいであろう「評価制度」、「教育制度」についてです。
まず評価制度は全社「絶対評価」であり、稼働率や単価、現場評価によって評価されるようです。また上位職については、リファラル採用実績や案件獲得も評価項目になるようです。
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教育制度においては各社、発展途上であり、今は期待はしない方が良さそうです。
口コミを見る限り、採用サイトやHPに書かれているほどの教育制度はないように思えます。(推定ですよ)
コンサルの新卒採用を行う、ライズ、ノースサンド、Dirbatoにおいては新人教育は整備されているようです。
(さすがに教育制度がない状態で、新人の採用はしないか...)
中途採用の教育は、各社、即戦力を採用していることもあるので、整備が遅れているようです。
コンサル未経験に対しての教育も特になさそうです。
ただノースサンドは、シニアコンサル以下で入社した場合、マネジャー以上の先輩社員と働くことができるそうです。(未経験にとっては安心ですね)
もし採用面接を受ける場合、教育制度について質問してみると良いでしょう。
ベイカレベンチャー 福利厚生 ワークライフバランス
福利厚生は各社最低限といった印象です。
ノースサンドは、社員旅行や出産一時金などJTCのような福利厚があったり、ランドセル贈呈などベンチャーぽい福利厚生もあるようです。
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ワークライフバランスは各社、案件によるようです。
こちらはどのコンサルファームも同じですね。
ただ残業が全くない社員もいたりする点は羨ましい限りですね。
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女性の活躍も各社、男女差がないようです。
女性も関係なく怒られるってことですね。。。笑
ベイカレベンチャー 年収
皆さんが気になるだろう、給与、年収についてです。
見た感じではライズはベイカレ相当の給与レンジであり、他3社は同程度の印象です。
参考までにベイカレの役職別年収例も掲載します。
ベイカレの役職別年収例
●アナリスト:500~700万円(1年目~3年目)
●コンサルタント:600~800万円(3年目~)
●シニアコンサルタント:700~1100万円
●マネージャー / エキスパート:1000~1300万円
●シニアマネージャー / シニアエキスパート:1300~1700万円
●パートナー/チーフエキスパート:2000~4000万円
●エグゼクティブパートナー:2500万円~
最後に
4社まとめてのご紹介となりましたので、作成には少々時間を要しました。
この後は、各ファームできになった点を記載します。
もう少し各社について知りたいなどあれば、猫様への餌代をぽちっとしてください。
また、こちらに掲載できないこともたくさんあったので、内容の確認や詳細が聞きたいなどあればtwitterまで!!
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