映画「きのう何食べた?」感想
11月19日「きのう何食べた?」を観てきました。私は映画館が得意じゃなくて1人では行けないのですが、この作品はとても楽しみにしていたので友人を誘って2人で(ちなみに私はこの友人に片想い中です😁)見に行きました。
場所は、サッポロユナイテッド・シネマの6スクリーンでした。映画の始まる5分前に建物に付いたのでポップコーンを買う暇もなく座席へ。最初の広告がすでに流れていました。
映画の内容はネタバレにもなってしまうので詳しくは書きませんが、ドラマで描かれた日常的な風景と日常でおきる様々なトラブルや葛藤が、映画だからと過度になること無く、派手になることも無く、(映画にありがちな)謎のラブシーンも無く自然に描かれている感じがしました。
だからと言って、ドラマと変わらないと言うことでもなくて、映画ではシリアスなシーンや考えさせられるシーン、その中の主人公の2人やそのまわりの人々の感情が詳細になっていると思いました。
また、ケンジとシロさんは演じられている2人の雰囲気がとても自然で、本当にこのカップルはその辺にいるんじゃないかと思ってしまうほどでした。アドリブと思われるところは特にカップルの日常を覗いているようでした。
私は恋愛歴では女性に惹かれることの方が多いパンセクシュアルなので、自分が中年と言われる年齢になった時に女性のパートナーがいたら親との関係はどうなるんだろうとか、子供がほしいと思ったらどうするだろうとか、そういうことも考えてみました。
未来の事は誰にもわからないので、私がいつどんな人を好きになるか、誰と一緒に過ごしているかはわかりません。それでも、映画の中のキャラクターのようにその時々にしっかりと関わる人と向き合い、そのときの最適解を選ぶことができるようになりたいと思いました。
とはいえ、作中描かれるキャラクターの悩みはゲイだからというものだけでではなく、誰しも経験するような悩みもしっかりと表現されていました。
この作品を映画館で好きな人と観ることができて、本当に良かったです。原作を読んでいないからなのか、一部「ここってどうなったの?」「なんでそうなるの?」という部分もありましたが、全体を通してほっこりするし、出てくる食べ物は美味しそうで、たくさんの人々に勧めたくなりました。
ただひとつ、絶対お腹がすくのでフードを持って観る事をオススメします。