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山に流れる川 水の音色
山の土に、山の小川に流れる水に、
優しく時に激しく吹く風に揺れる
木々や草に触れては、染み込んでいく。
染み込んでいくのは、自分にもあること。
近づく誰かの優しさに触れては
どう反応を返していいかわからない。
出来事は自分の前を通り過ぎていく。
『出過ぎてはいけない』
これはいつも何かが起こると思うこと。
そして思う。
『あぁ、そっか。やっぱり…た方がよかったな。』
たったひとつだけあるのは……いこと。
ほかはどうなってもいい。
これだけは、譲らない。
これが、小さい頃からの私の生きる理由。
流れる川が日差しを受け輝きを空へ返す。
川を流れる木の葉やこの手に触れる感触も
柔く自分の中に響き渡る音色が聴こえる。
何もかもこの水の中に溶けてしまえたら、
混ざり合いどんな音色を響かせるのだろう。
山の小川に流れる柔らかな音色を聴いて
思うのは…。