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蝕の月にいつかの君を描く

流れる水の如く巡る月に
僅かな蝕が見える。
狭く広く広がるこの場所で
記憶の中の満ちる月を瞼の裏に描く。
満ち満ちる月に蝕が架かる夜空に
いつかの空を重ね見る。
『会いたい…』
ただ、このひとことを
流れる風に乗せて
愛し君へ。

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