GOOD DAY
これはある日のこと 冬の昼下がり
聡明で美しい一人の男がいつものオフィスに座っていた 彼は何を隠そう
この世で1番目立つ男 G.C.C.社長ジョージ・ウォッカである。
毎回日記にこれをつけるのもそろそろだるくなってきたな....
これは俺が12月のある日、美しい女性からお誘いの電話がかかってきた時の話だ
GOOD DAY
社長オフィスの机にある俺専用の金ピカ携帯電話から着信音が鳴る
その番号はどこか見慣れた電話番号だった。
ホテルカデシュ会員番号21番サーシャ・シダヤの番号だ。
彼女とはいつもホテルカデシュの集会で合う仲だ。
よくお話をして話が合う大親友だネ(一方的かもしれないケド)
そんなことはさておき、彼女から電話がかかってくるなんて珍しい
きっとレストランのお誘いに違いない!!
そう思い、私は手に取ったのだが....
「𝐇𝐞𝐥𝐥𝐨❗❗もしもし❗❗久しぶりだねーサーシャさん❗今回はどのようなご用件で❗❓もしかしてレストランのおさそ
「お久しぶりです、社長。少々お手伝いをしてもらいたい要件がありまして...」
くだらない話を遮りサーシャは話し始めた
「お手伝いだって❗❓もちろんサ❗❗君には沢山仲良くしてもらってる友人だからね❗是非協力させてくれ❗それでご要件の内容は❓」
「ありがとうございます、電話ではアレですので後日、日を改めてお話しましょう。場所は社長の方で指定して頂いても構いませんよ。」
「なら、僕の会社の100Fにあるレストランはどうだい❓個室や護衛もしっかり完備してるから秘密のお話にはもってこいだ❗社員に通してスムーズに行けるように話を通しておくヨ。」
「分かりました。では後日そちらにお伺いしますね。よろしくお願いします」
「了解❗お気をつけてネ❗❗」
.....
なにやら𝑫𝒂𝒏𝒈𝒆𝒓𝒐𝒖𝒔な香りがするがここは友人であるサーシャさんの頼みだ、好感度を上げるためにもここは話に乗るしかない!
それにカデシュ様との関係性向上の為には一役買うしかないネ!
後日G.C.C.社内
社内に一人の女性が入ってくると同時に受付担当のロボットが彼女に話しかける
「クークラ様お待ちしておりました。 社長は100Fにてお待ちです。入口まで案内致します。」
「どうも」
彼女は言われるまま100階行のエレベーターに乗った
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「お待たせ致しました。100Fのレストランとなります。個室番号は FG-07 になっております。お間違えないようお気をつけてください。ては失礼致します。」
受付担当と別れた後彼女は指定された個室まで歩き出す。
豪勢な装飾が施されたドアを丁寧に開けた時
その部屋に釣り合う男が喋りだした
「やァ〜❗❗お久しぶりだねェ〜❗」
そう言いながら社長はサーシャに近寄り握手を求めた
「お久しぶりです、社長。今回はこのような場を設けてくださり感謝します。」
「いいんだよ❗ほら、どうぞ席に座ってくれ❗」
「では失礼しますね。」
そう言い彼女は席に着き
社長が席に着いたタイミングで彼が口を開く。
「で....早速だが、今回の要件とはどういったものだい❓できることなら全て協力するヨ❗❗」
「そうですね...今回の要件というのは■■■■カジノについての件ですね。」
「■■■■カジノかい❓」
「ええ、今受けてる"仕事"でそこのカジノに静かに入る必要があるんですが...交友関係の広い社長であれば何かしら協力を得られるかなと思い伺いました。」
「それなら話は早い❗私はここのVIP会員でね❗きっとお力になれる思うヨ❗❗」
「VIP会員ならこの件、本当に私に協力しても大丈夫なんですか?社長。」
「友人の頼みなら断る訳には行かないヨ〜それにあのカジノより君の方が価値があるからネ。」
「相変わらずの損得勘定ですね。」
「いい作戦があるヨ。来月ここのパーティがあるんだ、その時に社長の同行秘書か付き添いの女性的な感じで僕と一緒に行くのはどうカナ❗❓
確かにあそこのセキュリティは万全だけど、僕は顔パスで行けるからネ。
君がいたとしても簡単に入れるヨ❗入ったら僕のキーカードを渡しておくから一人で動いた時に怪しまれた際これを見せたら心配要らないヨ❗」
「なるほど...」
「あ❗もしかしたら裏社会の人間も沢山いるしサーシャさんて分かる人がいるかもしれないから一応変装をしておこう❗ドレスなどは僕が用意しておくからサ、後は髪を下ろしたりしたらバレないヨ」
「了解です。」
「じゃあ1月✕日の午後9時くらいにまたこの会社に来てくれ、着替えを用意しておくヨ。これで大丈夫カイ❓」
「ええ、問題無いと思いますよ。」
「ではその日に会おう❗そうだ、ここのフルコースは美味しいヨ❗❗ぜひ食べていったらどうだい❓全部僕の奢りにするヨ❗」
「お気遣い感謝します、社長。ですがこの後別件があるのでお気持ちだけ頂いておきます。今日はこれにて失礼致しますね」
「そうかァ....なら仕方ない。お気を付けて❗❗」
そう言うと彼女はそのまま帰って行った。
「いやいやァ相変わらず美しかったな....よし!早速予定の確認と準備に取り掛かるか〜!とりあえずドレスは最高級の物を用意して......」
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作戦当日G.C.C.社入口にて
金を基調とした趣味の悪い燕尾服を着た男が入口前に停めてあるリムジンの前に立っていた。
その男のすぐ後ろの自動ドアが開く
「お待たせしました、社長」
入口から出てきた女性が社長に話しかける。
「おォ〜❗❗すごく美しい姿じゃないか‼️髪型やドレスもすごく似合ってるね❗❗最高だ❗❗いつも素晴らしいけどその姿もとてつもなく素晴らしい❗❗」
「.....社長?本当にこの姿である必要があるんですか?」
「ん❓もちろんあるとも❗全然僕の趣味でめちゃくちゃ金をかけた素晴らしいドレスを着せたてことも無いし、サーシャさんのそんな姿がみたいなてことも別にないただの変装用だヨ❗❗たまたまその衣装があっただけで....」
「そうですか。随分と良い趣味を――」
「ああ❗❗まぁ、そのとりあえずほら❗リムジンに乗って❗間に合わなくなっちゃうヨ」
そう言うと社長は半ば無理やり話を遮りリムジンにサーシャを乗せた。
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静寂な空間が続くリムジンの中社長がサーシャに話しかける。
「なぁ、今日はきっと良い日になる、そう思わないかい?サーシャさん」
「えぇ。お互い良い日にしましょう、社長。」
「そうだな、成功願ってるよ。」
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目的に着いたと同時に運転ロボットが喋る。
「■■■■カジノに到着致しました、お忘れ物の無い様お気を付けてお降り下さい。」
「ありがとう〜❗いつも運転ご苦労‼️ロボット君❗」
社長はリムジンを降りサーシャの方を向きながら喋った。
「ほら、お手をどうぞ、レディ。」
社長はサーシャの方に手を伸ばした。
「ご親切にどうも、社長。」
ある有名なカジノ、2人の紳士淑女が腕を組んで入ろうとしていた
そしてそのうちの一人、金の燕尾服を着た男が静かに独り言を呟いた。
「今日はきっといい日になるに違いない」
GOOD DAY END
社長の~!!!!いつもの補足コーナ~
社長のセリフ基本的に人と喋るときは絵文字と語尾にカタカナ、
素の時は普通に喋るよ!
サーシャ視点&その後はこちら!
クークラ様のクークラとはロシア語でお人形の意味だよ!要はサーシャの名前を隠す隠語だね!
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