
S&P500のテクニカル分析(3/1日)
全体像
トランプ関税や米消費活動の冷え込みなど、市場の不確実性が高まる中、S&P500は長期トレンドを下方にブレイクしてしまいましたね。しかし、現在は明確なサポートラインで足場を保っており、金曜日は反発してます。更に、EMA200(200日平均線)をブレイクしていない為、上昇トレンドの形状は保っている感じです。次のステップとして、EMA50及び長期トレンドへの回復が見たいですね。

週足
・ゼネラルな考察だが、トレンドの形成について、2023年の11月から一直線の上昇トレンドを形成していたが、今週初めて下方にブレイク(緑線)してます。しかし、BTC、NASDAQ100や為替など、他のアセットクラスに比べたら形状が比較的安定しているのがS&P500の特徴。

・しかし、直近のろうそく足を見ると、今週安値が明らかに上昇トレンドを下方にブレイクしている。実は、こちらもファンダメンタルが影響している。第一に、2/19の暴落は、ミシガン大学の消費者調査、米国購買担当者景気指数そしてウォルマートから明らかになった消費動向の衰えによるもの。更に、トランプの相互関税の発表による大量の売り。

・出来高に関して、12月末から売りボリュームが増加傾向。ファンダメンタル的な理由として、FRBによる利下げ鈍化の発表により年末年始は大量の売りが発生したから。

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