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「不安」の中で生きる子ども
ひと‐みしり【人見知り】
[名](スル)子供などが、知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすること。「人見知りして泣く子」 goo辞書より参照
子どもが発達、成長過程において通らずにはいられない過程のひとつ「人見知り」。
生まれた時は自分はお母さんと同じ世界で同じ個体、つまりお母さんの一部であると赤ちゃんは感じると聴いたことがあります。
成長すると共に、自分自身の個別性を感じていくのかもしれません。
だから、知らない人は怖い、慣れない人は落ち着かない、いつも守ってくれるお母さんが一番落ち着く存在、という意識が強まる気がします。
わが子は「人見知り」をしただろうか?
というあやふやな疑問を抱くのには理由があります。常に不安で不安定だったからです。
他の赤ちゃんたちが集まる場において、好奇心旺盛な子、ひとり遊びをする子、不機嫌な子、様々な子どもたちが集います。
わが子は…ママに必死にしがみつきグズグズと不機嫌で絶対離れません。
ほかの子のお母さんと話をしていても、相手を見ることもありません。
いつしか、これは人見知りなのか?という疑問が湧いてきました。
生後6ヶ月は経った頃、ある時近隣の小児科を受診した際に医師に「この子はほかのお友達の顔を見ようともしないんです」
と相談しました。
あえて「お友達」という言葉を選んだのは世代間の流行り言葉だったからです。
医師は「まだお友達という概念は無いので気にしなくて大丈夫」と答えました。
大丈夫、なのか?腑に落ちませんでした。
家族以外の人と接する時に笑った顔を見たことがありませんでした。
いつもグズついて私から離れませんでした。
深い共生関係のまま成長することは、後々視界からママの姿が見えなくなると泣き叫ぶ、家の中で捜索が始まるという、がんじがらめの生活の序章でした。
とにかく不安が強い、不安の原因は環境の変化もさながら、とにかくママと離れることが恐怖そのものだったのだと思います。
果たして母子分離はできるのか?
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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