独白-1
単刀直入に言えば、死にたくなった。ただの甘えだし、自分と向き合うことから逃げているだけなのは分かってる。何もかも鈍感で、自分勝手で、無責任な自分が嫌になった。誰かに自分の欲望を押し付けていた。嘘だらけだった。自分がなかった。
好きな人からは間違いなく冷められている。すべて私が悪い。何もかも。もうどうしようもない。そんなふうに考えている時点で逃げている。最悪だ。負の思考のループは止まらない。
私は分からないんじゃなくて考えが足りてないだけ。そんなふうに考えても一向に答えに帰結しない。何も分からない。でもたぶんそれは間違っている。
死んでしまいたい。でも死ぬのはこわい。だから生きるしかない。まるで自分を悲劇の主人公のようにさえ仕立て上げるこの気持ち悪さがきっと私の根幹にある。何をしてるんだろう。
自分の行動、選択がすべて間違っている気がしてきた。もう何もしなければ誰にも何にも迷惑なんてかけないだろうか。消えればいいだろうか。どうすれば変われるのだろうか。悔しい。自分が嫌いだ。
こんな事を考えれているときはまだいいだろう。きっと朝起きたら全て忘れて、道化のように欲望に呑まれる自分がいるんだ。馬鹿みたい。誰も幸せにできない私は屑だ。
人を助けたい、なんて高尚な事を言うつもりはない。でも、私の生きる価値はどうにかして存在させなければ。ただただ人に迷惑をかけている自分、嫌な自分、馬鹿な自分、それらが酷く醜く見えるのだ。あぁ嫌だ。
どうすればいい。
まるでポエムだな。こんな馬鹿げた文章誰も読まなくていい。ただ、ただ、私が心の内を吐き出す場所、何かを見つけるために何処かに書かなければと思った場所。必要な場所。世界のただここだけに存在する私だけの場所。
無意味な場所。