EDHデッキレシピ「赤単ザルゾス」
デッキレシピ
■統率者(1)
混沌の乗り手、ザルゾス
■土地(33)
4xフェッチランド
虹色の眺望
血に染まりし城砦、真火
反逆のるつぼ、霜剣山
エンバレス城
ラムナプの遺跡
海の中心、御心
ガイアー岬の療養所
英雄の公有地
ニクスの祭殿、ニクソス
変わり谷
19x山
■クリーチャー(22)
騒乱の巡回者
松明の悪鬼
つぶやく悪鬼
金属ミミック
悪評流し、ブライトおばさん
順応する自動機械
機知ある怨怒取り
悪意あるいたずら者
罪を誘うもの
地獄乗り
野火の悪魔
隔離用構築物
アイレンクレッグの紅蓮術師
帝国の徴募兵
猿人の指導霊
顔壊しのプロ
砕骨の巨人
朱地洞の族長、トーブラン
薔薇の部屋の出納係
鍛冶の神、パーフォロス
アゴナスの雄牛
業火のタイタン
■呪文(44)
信仰無き物あさり
燃え立つ調査
胸躍る可能性
電撃の啓示
戦利品奪取
海賊の略奪
予想外の授かり物
大勝ち
ジェスカの意志
怒鳴りつけ
ギャンブル
一攫千金
稲妻
炎の斬りつけ
削剥
ミジウムの迫撃砲
火炎破
家の焼き払い
冒涜の行動
破壊放題
汚損破
悪意ある差し押さえ
富の爆発
勝利への高まり
衝撃の震え
ゴブリンの砲撃
分かち合う憎しみ
機械化戦
複視
太陽の指輪
秘儀の印鑑
友なる石
緋色のダイアモンド
冷鉄の心臓
精神石
紋章旗
紅蓮術師のゴーグル
ルビーの大メダル
寺院の鐘
両替機
保有の鞄
ゲスの呪文書
頭蓋骨絞め
アヴェルナスの大公、ザリエル
勝ち筋
【手札を妨害しながら火力で勝つ】
デッキレベルは4~5のパーティ帯。
統率者の《混沌の乗り手、ザルゾス》の独特の能力を活かして勝ちに行くデッキです。
《混沌の乗り手、ザルゾス》
(2)(赤)
伝説のクリーチャー — デビル
対戦相手が各ターンで最初にカードを引くたび、それがそのプレイヤーのターンでない場合、あなたは「このクリーチャーが死亡したとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはそれに1点のダメージを与える。」を持つ赤の1/1のデビル・クリーチャー・トークンを1体生成する。
あなたがコントロールしているデビル1体以上がプレイヤーを攻撃するたび、あなたとそのプレイヤーは、それぞれカードを1枚引き、その後カードを1枚無作為に選んで捨てる。
2/3
ひとつめの能力は、対戦相手が、自身以外のターンにドローした時、トークンを生成するというものです。
多人数戦の場合、自分のターンに「全員で1ドロー」の能力を使えば対戦相手の数だけトークンが出てきます。
ふたつめの能力は、デビルが攻撃すると、防御プレイヤーと自分が1枚引いてランダムに1枚捨てるというものです。
(ちなみに日本語のテキストではわかりにくいですが、何人を攻撃しても自分は1枚引いて1枚捨てるだけです)
ランダムディスカードなので嫌がらせとしても機能しますし、相手に引かせるので《ザルゾス》がトークンを出すトリガーでもあります。
《ザルゾス》によって起きることは
・デビルトークンが出る
・自分がカードを引く
・自分が手札を捨てる
・対戦相手がカードを引く
・対戦相手が手札を捨てる
と、結構いろいろあります。
これらをトリガーにするカードを活用するのが、このデッキの勝ち筋になります。
【《ザルゾス》の能力を活かすカードたち】
1、デビルトークンが出る
クリーチャーが出るたびにダメージを与える《機知ある怨怒取り》《鍛冶の神、パーフォロス》《衝撃の震え》は、直接勝ちにつながるキーカードです。
《薔薇の部屋の出納係》や《悪意あるいたずら者》、各種全体強化のサポートも、並んだトークンを活かせます。
2、自分がカードを引く
ダメージが大きい《アイレンクレッグの紅蓮術師》は、相手のブロッカーを排除して《ザルゾス》の攻撃を通すなど、役立つシーンが多いです。
相手ターンにインスタントのルーティング呪文を使っても能力が使えます。
3、自分がカードを捨てる
《隔離用構築物》《両替機》《保有の鞄》は、それぞれ異なる方法で捨てたカードを活かせます。
土地を置くタイミングなど、細かいところでプレイングが変わるので上手く使いたいところ。(自分はこれがあまり上手くない)
4、対戦相手がカードを引く
《ザルゾス》のトークン生成のトリガーです。
デビルが攻撃した時だけではなく、このデッキには《寺院の鐘》《海の中心、御心》《ガイアー岬の療養所》も採用しています。
相手ターンに起動すると、ターンプレイヤーではない対戦相手の数だけトークンが生成されます。(4人対戦なら2体生成)
対戦相手が有利になりにくいように、自分の直前のターンのエンドに起動するのが基本ですが、状況によってはブロッカー生成手段や、交渉手段として使っても。
5、対戦相手がカードを捨てる
このデッキの最強アドバンテージカードが《ゲスの呪文書》です。
《ザルゾス》と愉快なデビルたちの攻撃で全員が1枚引いて1枚捨てる状態になると、対戦相手の数だけドロー。(4人対戦なら3ドロー)
荒らしカードの《燃え立つ調査》を使えば9枚ドローです。
その他の重要カード
1、アドバンテージ源
赤単は、とにかく手札を増やす手段が少ないです。
手札が少ない状況で《ザルゾス》を使うと、あとで使いたい重要なカードが落ちる確率が上がるため、なるべく手札は確保したいところ。
そこで採用したのが《複視》《紅蓮術師のゴーグル》の2枚。
「追加コストとしてカードを1枚捨てる」タイプのルーティング呪文をコピーすると、スタックに乗ったコピーには追加コストが必要ないので、一気に手札を増やせます。
もちろん《稲妻》や《火炎破》などの火力がコピーされても単純に強いです。
2、パーティ系カード
まずは《怒鳴りつけ》。
多人数戦の場合、順番に「5点喰らいますか?3枚引かせますか?」と確認することになりますが、この場合「なんで自分だけ5点喰らって、他のやつらは無事なんだ」という心理が働くことがあります。
似たような役割のカードが《罪を誘うもの》で、土地の場合は手札に入りませんが、4以上のダメージになると考える人が出てきそうです。
次は《富の爆発》。
これも多人数戦で楽しいカードです。
順番に「引きますか?引いたら5点のランダム火力がひとつ増えますが」と確認しますが、これも「自分は引かなくてもダメージだけ喰らう可能性があるのか」と考えると、引きたくなる人は多いでしょう。
次は《悪意ある差し押さえ》。
それぞれの対戦相手と土地の枚数を比べて、自分が少なかった場合にはその差に等しいダメージを与えます。
そして、そのダメージと同じ数の宝物を生成します。
土地を増やすギミックを入れていない赤単が、他のデッキより土地が多くなることはめったにありません。
そして《朱地洞の族長、トーブラン》や《機械化戦》でダメージを増やすと、宝物も大量に出てきます。
《火炎破》を組み合わせて、無理やりダメージと宝物を増やすのもアリです。
これらは、普通に使えばただのパーティーカードではあるのですが、そこに《複視》や《紅蓮術師のゴーグル》、あるいは《勝利への高まり》が組み合わさると、厄介なことになります。
デビルトークンが並んだ時に《勝利への高まり》で《悪意ある差し押さえ》を追放すると、メチャクチャなダメージになりかねません。
最後は《野火の悪魔》。
戦場に出た時とアップキープ時にプレイヤーをランダムに選び、選ばれたプレイヤーは自身の墓地からインスタントかソーサリーを追放。自分は、その呪文をタダで唱えられるというものです。
打ち消し呪文などは嬉しくないですが、ドローや除去が使えれば御の字です。
ランダムで選ばれたのが自分だった場合は、火力やパーティ呪文を叩き込みましょう。
デビルが開催するパーティは、悪意と害意が多分に含まれているもので……。
更新履歴
2023.2.12 デッキレシピ公開