EDHデッキ100枚解説《星界の騙し屋、ティボルト》※目標レベル5
《星界の騙し屋、ティボルト》とは
《星界の騙し屋、ティボルト》は、2021年発売の『カルドハイム』で登場した伝説のプレインズウォーカーです。
両面カードで、第1面はマナ総量2の《嘘の神、ヴァルキー》。《ティボルト》は、第2面でマナ総量7のプレインズウォーカーです。
そう、かつて「続唱」のルールを変更させたアイツです。
その後「計画」で再度脚光を浴びることになった、アイツです。
両面カードですが、今のところ《ヴァルキー》側で唱えたことは一度もありません。
なので、今回は《ティボルト》側の能力だけを解説します。
《星界の騙し屋、ティボルト》の能力は4つ。
まずは紋章を得る能力。下記の忠誠度能力で追放したカードをプレイしてもよく、それらの呪文を唱えるための色マナを無視して、マナの数だけ足りていれば唱えられるようになります。
「ティボルトで追放されたカードはおれのもの」という紋章です、とざっくり説明しています。
忠誠度能力の〔+2〕は、自分を含めた全プレイヤーの山札の一番上のカードをオモテで追放して、奪う能力です。
この統率者で、最も重要なアドバンテージ能力です。
〔-3〕は、クリーチャーかアーティファクトを追放して、奪う能力。
追放除去なので、かなり多くの脅威に対処し、奪うことができます。《一つの指輪》とか。
〔-8〕の奥義は、めったに使いません。墓地をすべて追放して奪い、赤マナ3つを産みます。
多くの場合は「7マナ4ドロー」として機能します。
そして、相手の強力なカードを使って勝利を目指します!(たまに自分のカードでコンボも狙います)
デッキとしてはまだまだ発展途上ですが、いったんここで解説してみます。
デッキレシピ
※両面カードはそれぞれを登録しました。
100枚解説
各種フェッチランド
《統率の塔》
もちろん採用します。解説は不要でしょう。
《冠雪の沼》10
《冠雪の山》6
黒のデッキなので、基本土地は冠雪です。
デッキ内に黒いカードが多いので《沼》を多めに採用しています。序盤に(黒)(黒)を要求する《血の署名》が使えるかは大事。
《血の墓所》
ショックランド。初手フェッチからサーチすることが多いですが、氷雪パーマネントが必要な手札なら基本土地を優先することも。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
《陰謀団の貴重品室》
黒EDHのお馴染み土地コンビ。
マナをたくさん出して、相手のカードを使いまくったり、あるいは《瀉血》で勝ったりします。
《ロークスワイン城》
基本的には軽いデメリット持ちの《沼》。
能力が役立つシーンがそこそこ多いので採用。
《見捨てられたぬかるみ、竹沼》
クリーチャー回収の魂力持ちの土地。
統率者はスタックと戦場以外ではクリーチャーなので、倒されたときに墓地に置いて回収するという手が使えます。
《カー砦》
クリーチャーを出す土地の中で、かなり効率がいいもの。
壁にしたり、生け贄にしたりします。
《しつこい標本》
《組み直しの骸骨》
墓地から戻ってくる壁だったり、生け贄要員だったり。
《呪われた匪賊》
《チェイン・デヴィル》
《ウェイストランド・レイダー》
《シェオルドレッド》
布告系の除去能力持ちクリーチャー。
《匪賊》はこの手のクリーチャーの最軽量。偉い。
《デヴィル》は「トークンをサクって統率者を守ります」みたいな逃げが通用しないタイプ。
《レイダー》は、マナをかければ複数除去ができるので採用。
《シェオルドレッド》は、裏面になれるとフィニッシュ級の強さがあるので、終盤に出せたらすぐに裏返したいですね。
《墓所のネズミ》
《虐殺少女》
《夜の具現》
リセット能力持ちのクリーチャー。
《墓所のネズミ》は起動能力。インスタントタイミングでクリーチャーを一掃してから《ティボルト》は強い。
《虐殺少女》は、リセット後にそのまま壁役にもなれます。
《夜の具現》は、基本的に想起で使います。
《ボガートの獲物さらい》
墓地対策であり、壁と生け贄要員であり、序盤に引いたら土地。
クリーチャーになれる《ボジューカの沼》みたいな印象の1枚です。
《不吉なとげ刺し》
《無節操な請負人》
ドロー能力持ちのクリーチャーです。
ソーサリー的に使います。
《空火のフェニックス》
《ヤヤのフェニックス》
《ティボルト》を唱えると、墓地から戻ってくるクリーチャー。
《空火》は主に壁役です。
《ヤヤのフェニックス》は、攻撃して《ティボルト》の能力をコピーしたいシーンが多いです。
《ブレインスティーラー・ドラゴン》
《ティボルト》が出せなくなった場合にも、相手のカードを奪えます。
相手のパーマネントを出すとライフを失わせる能力で《ティボルト》のサポート役としても超優秀です。
《堕落した確信》
《村の儀式》
《命取りの論争》
インスタントのドロー手段です。
《夜の囁き》
《血の署名》
《信仰無き物あさり》
《限りない強欲》
ソーサリーのドロー手段です。
《吸血の教示者》
《悪魔の教示者》
サーチ呪文です。だいたい《アーボーグ》か《貴重品室》を持ってきます。
状況に応じて、リセットを持ってくることもあります。
《極悪非道の盗人》
相手のカードを奪うXドローです。
強そうな相手から奪いましょう。
《苦々しい勝利》
《冥府の掌握》
《激しい腐敗》
《終止》
《悪意の熟達》
インスタントのクリーチャー除去です。
ピンポイントで厄介なクリーチャーを除去します。
《削剥》も、ここに入ることがあります。
《リリアナの勝利》
《シェオルドレッドの勅令》
《ターグリッドの影》
インスタントの布告系除去です。
盤面のクリーチャーを減らして《ティボルト》を出しましょう。
《ビルダズの妙技》
ソーサリーの布告除去+墓地のクリーチャー回収。3マナでは上々の強さです。
墓地に置いた統率者を回収するのもグッド。
《毒の濁流》
《真冬》
《滅び》
《夜の太陽の頂点》
《冒涜の行動》
リセット呪文のうち、比較的軽量なもの。
黒のデッキで冠雪土地を選ぶ理由は、8割くらい《真冬》です。
《雪上の血痕》
《心なき徴兵》
重量級のリセット呪文。
それぞれメリットが大きいので、上手く使いたいところ。
黒のデッキが冠雪土地を選ぶ理由の2割くらいが《雪上の血痕》です。
《削剥》
《汚損破》
《大群への給餌》
《神への債務》
《混沌のねじれ》
置物を除去できるインスタント、ソーサリーです。
苦手なエンチャントを除去するカードも採用していますが、相手のカードを奪って使うのもアリでしょう。
《憤怒の嵐》
コンボパーツです。普通にも使えます。
《瀉血》
フィニッシュ手段だったり、ライフを確保して生き残る手段だったり。
《死者の神のお告げ》
墓地のクリーチャー回収。1マナだし瞬速だし、オマケもついてるし、便利そうと思って採用。
《食肉鉤虐殺事件》
《悪辣な略奪》
全体X火力。プラスアルファのライフや宝物はちょいメンドイけど、しみる。
《狡猾な弁論》
《無慈悲》
ぼくを殴らないでー系の置物。
《狡猾な弁論》はプレインズウォーカーへの攻撃にも反応するのが良いですね。
《地下世界の人脈》
ドロー用のエンチャント。起動しなければライフルーズもないので、自滅しにくいのが良いです。
《太陽の指輪》
《秘儀の印鑑》
《ラクドスの印鑑》
《友なる石》
《精神石》
《連合の秘宝》
《黒玉の大メダル》
《ルビーの大メダル》
マナ・アーティファクト。
《死の権威、リリアナ》
《戦慄衆の将軍、リリアナ》
《オニキス教授》
リリアナ。プレインズウォーカーを並べて、攻撃先を分散させたい気持ち。あと《リリアナの勝利》を強化できます。
《死の権威》は、壁役と生け贄要員のゾンビを用意したり、リアニメイトしたり。
《戦慄衆の将軍》は、布告能力が狙いです。ドローも強い。
《オニキス教授》は、ドローと魔技がメインの狙い。《憤怒の嵐》が1個以上コピーされたら、コピーで本体をコピーし続けることで無限に魔技で勝ち。
《精霊龍、ウギン》
強いので採用!
リセットもX=7にしない限り《ティボルト》は巻き込まれませんし。
並んだら、さすがにメンドイでしょ。
おまえのものはおれのもの
今回のデッキは「相手のカードを奪って使う」を目的に構築しました。
プレインズウォーカーが統率者のデッキは、多人数戦ではすぐに殴られて落ちるので難しいのですが、今回は「7マナ4ドロー、上々だな」と考えられるのが精神的にラクです。
勝つまでには時間がかかるデッキですが、相手と会話をしながらゆっくり楽しみたいところです。
ゲームが終わったら、全員が100枚そろっているか確認を。(間違えて持って帰らないように……)
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