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EDHデッキ100枚解説《モンスター見聞家、ヴォーロ》※目標レベル7

《モンスター見聞家、ヴォーロ》とは

《モンスター見聞家、ヴォーロ》は、D&Dとのコラボセット『フォーゴトン・レルム探訪』で登場した伝説のクリーチャーです。

モンスターオタクの乾杯おじさん

テキストがじゃっかん分かりにくいですが、要するに「ヴォーロが見たことのないクリーチャー・タイプを持つクリーチャーを唱えると、2体出てくる」といった能力です。
本人が人間でウィザードなので、人間やウィザードは基本的に増えません。

デッキ構築の際は、できるだけクリーチャー・タイプが重複しないように採用するのがコツと言えるでしょう。(余程強ければ重複させても構いませんが、実戦でチェックをミスすると大問題なので、ぼくは重複を避けています)

単純に戦力を倍にするだけではなく、マナ・クリーチャーで倍加速したり、強力な出たとき能力を2回に増やしたり、独特のコンボを狙ったりできます。
このデッキの場合、統率者を絡めた3枚コンボをメインの勝ち手段にしています。

デッキレシピ


100枚解説

各種フェッチランド

やはり色事故はイヤなものでして……。
ちょっと高いですが、長く使えると思ってそろえました。
《虹色の眺望》と、序盤はタップインですが《寓話の小道》も採用。

《森》8
《島》8

基本土地。《基本に帰れ》を採用していることもあり、やや多めにしています。
両方8枚なのは覚えやすくするため。
フェッチを切ったけど対象の土地が無かった……とかはもったいないので、ちゃんと逆算しましょう。

《繁殖池》

書き忘れていましたが、自分は「8版以降の枠+日本語縛り」でデッキを組んでいます。
青緑の基本土地タイプ持ちはショックランド以外タップインなので、これだけ採用しました。

《統率の塔》

2色以上なら入らないことがまず無い。当然採用。

《回復の温泉》

ほぼアンタップインの安定土地。もちろん採用。

《冠水樹林帯》

ライフを使いますが、アンタップインの青緑土地。マナ周りは結構ライフを使うので、ご利用は計画的に。

《英雄の公有地》

統率者の《ヴォーロ》を守る土地。それ以外には無色しか出ない土地ですが、統率者が居ないと始まらないデッキなので……。

《古えの墳墓》

2〜3ターン目に《ヴォーロ》を出すために採用。
速度重視の動きは、初手から後続のドローが見込めるときに狙いたい。

《激浪の研究室》

《ヴォーロ》を逃がす土地。サブプランではありますが、たまに《古術師》と《時間操作》で無限ターンになることも。

《灰のやせ地》

1ターン目に、色を整えるためにサイクリングすることが多いです。
10枚目のフェッチランド的な認識。

《極楽鳥》
《キオーラの追随者》
《マラリーフのピクシー》
《ヤドクガエル》
《聖域の織り手》
《森の女人像》
《極楽の羽ばたき飛行機械》

マナ・クリーチャー。2マナ以下で、できるだけ複数の色が出せるクリーチャーを選びました。
序盤は《ヴォーロ》の早期着地のために、中盤以降は《ヴォーロ》でコピーしてビッグ・アクションのために。

《裕福な亭主》

マナ・クリーチャーの亜種。1〜2ターン目に出せば、次のターンの《ヴォーロ》につながります。
《ヴォーロ》でコピーできれば、後続のクリーチャーで4点回復!《古えの墳墓》も気軽に使えるようになって嬉しい。

《水蓮のコブラ》

マナ・クリーチャーの亜種。こちらも《ヴォーロ》の早期着地に役立ちます。
そして《ヴォーロ》でコピーすると、フェッチランドから4マナ出るように!手札があれば、やりたい放題になるでしょう。

《開花の幻霊》
《数多の声》
《熟考漂い》

《ヴォーロ》を出した直後に狙いたい、ETBドローソース。
それぞれ異なる強みを持ちますが、後述のコンボ前にどれかを戦場に置いておけると理想です。

《秘紋のアルマサウルス》
《夢を穢すもの》

置きドロー。コンボの前には先のETBドローか《夢を穢すもの》を置いておきたい。

《ロード・オヴ・チェンジ》

ビッグ・アクションのひとつ。ETBドロー。
重いので序盤には出しにくいですが、中盤以降の手札が無くなったタイミングで出せると理想です。
手札が一気に回復し、さらにデカくて除去されにくい飛行戦力が2体手に入るのは間違いなく心強い。

《大クラゲ》
《アンフィンの反逆者》

クリーチャー除去。いずれも破壊不能に対処できるので、ここぞの場面で使えるとカッコいい。
《大クラゲ》を《ヴォーロ》で増やして本体を手札に戻せば、トークンが消え次第、もう一度使えます。

《機能不全ダニ》
《刻み角》
《酸のスライム》

置物除去。《酸のスライム》は、後述のコンボとも好相性。

《幻影の像》

お手軽なクローン系クリーチャー。イリュージョンなので、他の多くのクローンと競合しないのが非常に良い。
多くの場合、ETBドローをコピーしてライブラリーを掘り進めます。

《忠実な複製機》

実質クローン系。組立作業員というマイナーなクリーチャー・タイプが非常に良い。
こちらも、ETBクリーチャーのコピーを増やすことが多いです。

《サイバの暗号術師》

《ヴォーロ》を単体除去から守る瞬速クリーチャー。
コピーして、適当なもう1体も守れます。

《うろつく玉座》

指定は「人間」で《ヴォーロ》の誘発型能力を増やします。《ヴォーロ》で2体出れば、誘発が3回になります。
クリーチャーを唱えるたびに4体が並ぶようになる他、少数採用している人間の誘発型能力も強くなります。

《気紛れな詐称者》
《流浪のドレイク》

このデッキにおけるメインの勝ち筋であるコンボパーツです。それぞれ単体でも使えます。
コンボの手順は、以下の通りです。

《ヴォーロ》と《流浪のドレイク》がいるときに《気紛れな詐称者》を唱えると、多相の戦士がいないので《詐称者》のコピーができます。

コピーを《流浪のドレイク》として着地、続いて本体も《流浪のドレイク》として着地し、10マナが発生します。

《詐称者》本体がコピーした《流浪のドレイク》を、(2)(青)(青)使って手札に戻します。

再び《詐称者》を唱えると、多相の戦士がいないので(※《詐称者》のコピー・トークンはドレイクになっています)コピーができます。

繰り返して、無限マナと無限トークンができます。

このあとは《詐称者》がETBドローのクリーチャーや《酸のスライム》のコピーになって戦場を出入りすると、やりたい放題になります。(《夢を穢すもの》がいれば《詐称者》を唱えるたびにドローができます)
《時間操作》で召喚酔いを消して一斉攻撃もよし。
《酸のスライム》で相手のマナ基盤を無くして、一周待ってもよし。(無限トークンで、ブロックもかなり万全)

《粗石の魔道士》
《永遠の証人》
《古術師》

《ヴォーロ》でコピーできない、人間シリーズ。
いずれもETB能力が強いので採用しています。
《うろつく玉座》で誘発型能力を増やせると最高ですが、それでなくとも十分強力でしょう。

《否定の契約》
《断れない提案》
《白鳥の歌》
《秘儀の否定》
《マナ吸収》
《激情の後見》

カウンターを厳選して採用。コンボを狙う際に構えておきたい。

《猿術》
《急速混成》

クリーチャー除去。最軽量のものに絞って採用しています。
破壊不能に対しては、前述のクリーチャーを使いたい。
なお《急速混成》を自分のクリーチャーに撃った場合、カエルのクリーチャー・タイプに注意が必要です。

《とんずら》

《ヴォーロ》を除去から逃がすインスタント。
全体追放除去からも守れるのは優秀!

《自然の要求》
《活性の力》

置物除去。《自然の要求》は、自分の《魔力の墓所》に撃ってライフを守ることがあります。

《俗世の教示者》
《むかしむかし》
《呼応した呼集》

クリーチャーサーチ。《むかしむかし》は1ターン目の土地サーチにもよく使います。
《呼応した呼集》は相手ターンにコンボパーツの2枚をサーチして、ゲームエンドに向かう特急チケットです。

《サイクロンの裂け目》

万能除去。もちろん、超過でリセットを狙いたい。

《時を越えた探索》

とても強いアドバンテージ源。墓地を積極的に増やす構成ではないですが、さすがに採用。

《遥か見》
《自然の知識》
《三顧の礼》

土地加速ソーサリー。2〜3ターン目の《ヴォーロ》着地を狙います。

《新たな芽吹き》

ただ強ソーサリー。もちろん採用。

《意外な授かり物》

ドローソース。いい感じにETBドローを引けた場合は出番がないのですが、引けないことは多いもので……。

《超簡略化》

数少ない、青緑のリセット手段。
追放除去なのが良い。

《時間操作》

普通に使っても強いですが、このデッキでは無限トークンの召喚酔いをなくすために採用しています。
《古術師》+《激浪の研究室》で無限ターンは、サブプランとして採用。

《歯と爪》

ビッグ・アクションのひとつ。コンボにつながるカードということで。
重いのと、手札からクリーチャーを戦場に出すのは「唱える」とは異なるので《ヴォーロ》の能力に引っかからない点は注意。
コンボパーツの2体をサーチした場合は《流浪のドレイク》だけ出して、起きた土地から《気紛れな詐称者》を唱えましょう。

《楽園の拡散》
《繁茂》

マナ加速エンチャント。《開花の幻霊》の星座能力でドローもできます。

《神秘的負荷》
《森の知恵》
《リスティックの研究》

ドローソース。強いので採用。

《基本に帰れ》

強いデッキを1回くらいビビらせてやるエンチャント。
色が多けりゃ強いってワケじゃあないんだよ、ってとこを見せてやりたい。

《宝石の睡蓮》

1ターン目に《ヴォーロ》を着地させられます。
次のターンにやれることがある初手なら、ぜひ。

《魔力の墓所》
《魔力の櫃》
《太陽の指輪》
《秘儀の印鑑》

マナ・アーティファクトを、強い順に厳選して採用しています。

《師範の占い独楽》

ドローの質を向上させるアーティファクト。
せっかく買ったフェッチランド(や土地サーチなど)を併用して、強いクリーチャーに早くアクセスしたい!

《王冠泥棒、オーコ》

統率者を鹿にする、ひどいプレインズウォーカー。
強いデッキには、こういうので対抗します。

今後も進化する"盆栽系"デッキ

《ヴォーロ》は、新しいクリーチャーが出るたびにデッキの内容を見直すタイプのEDHデッキです。
新たなコンボがないか、効率のいいドローや軽いマナ加速がないか、新セットのプレビューのたびにチェックをします。
時間が経てば、この統率者はまったく違った性質のデッキになっているかもしれません。
ゆっくり時間をかけて変化を楽しむデッキとして、今後も愛用していこうと思います。

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