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ワーケーション、「する派・しない派の違い」と「欠かせない4つの準備」

こんにちは。1500名以上が47都道府県でフルリモートワークをする株式会社キャスターのPRチーム(広報)モリ&ツボイです。

キャスターらしさをどう世の中に伝えていこうかと奮闘する我々が、日々の雑談や広報ならではの悩みを思いきって公開する「広報の雑談」企画。

今回のテーマは、「ワーケーション(ワーク+バケージョン)」についてです。

フルリモート企業でもワーケーション経験者は2割未満

ツボイ:モリさん、夏休みはどこか行きますか?

モリ:まだ、決まってないんですよね。沖縄とか行きたいなぁ。
あと私、「旅するキャスター」という社内の部活に入っているんですけど、タイのチャーン島に住んでいるメンバーがこの間写真をアップしてくれて、あまりの美しさに行ってみた〜い!ってなっています。
海外へはもうかれこれ6年行けてないので、そろそろ行きたいなぁ。

チャーン島の夕焼け

ツボイ:わー、ほんとだ!夕日に癒されますねぇ。

モリ:ツボイさんのご予定は?

ツボイ:私は、今のところ夏休みの予定はないんですが、よく行くシンガポールに1週間くらい滞在しようかなと考えています。

モリ:もともとシンガポールに住まれていたんですよね。向こうではリモートで仕事しつつ滞在するんですか?

ツボイ:そうですね、いわゆるワーケーションです。もともとキャスターのことを知ったのがシンガポール在住時(2018年)で、ワーケーションしながらとか場所を選ばずにできる仕事ってないかなぁと思っていたところ、キャスターを見つけました。
ただ、社内アンケートでは、「リモートワークを選択した理由ランキング」で「ワーケーションをするため」と回答した人は、たった7.7%だったんですよ。(プレスリリース:「リモートワークと働き方に関する意識調査」

ワーケーションしたい人って、私が思ってたより少ないんだなぁとちょっと意外でした。

社内で実施したアンケート結果

モリ:ツボイさん旅好きですものね。
私も社内のワーケーション経験者の少なさには少しびっくりしました。
キャスターは創業(2014年)からフルリモート経営で、リモートワーク歴8年ですが、ワーケーション経験者は19.5%。リモートワーカーって、ワーケーションを楽しんでる人が結構いるイメージだったので驚きです。

とはいえ、かくいう私もワーケーションはしたことがないんですけどね。

2022年4月に実施した社内アンケート結果

ツボイ:え!モリさんもワーケーションしたことないんですね!意外です!

モリ:旅行は好きなんですけど、ワーケーションはないんですよね。
観光庁の21年度調査によると、ワーケーションの経験ありが4.2%(※)なので、ワーケーションは本当に一部の人しか経験していないんですね。

※参照元 https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001477419.pdf

ツボイ:なるほど。観光庁の結果と比べると、キャスターはこれでもワーケーション経験者がいる方なんですねぇ。

ワーケーションする派・しない派の違いとは?

ツボイ:社内アンケートでもう一つ驚いたのが、「どこでも好きな場所でワーケーションができるとしたらどこを選びますか?(予算は十分にあると仮定)」という質問で、「ワーケーションはしない」と16.1%の人が回答したことです。

2022年4月に実施した社内アンケート結果

ツボイ:私だったら、あらゆる国に行きたいけど(笑)。
そもそもワーケーションに興味がない人が一定数いるってことですよね。ワーケーションをする派・しない派の違いって、なんですかね?

モリ:旅行が好きかそうでないかというのもあると思いますし、仕事へのスタンスの違いもありそうですよね。
私自身は、仕事とプライベートは割ときっちり分けるタイプで、金曜日の仕事を終えた瞬間から月曜の朝までは、仕事のことはほぼ忘れてしまいます(笑)。
ワーケーションを楽しめる人は仕事と生活がブレンドされているのかな。

ツボイ:ワークライフブレンドかぁ、たしかに。それぞれの就業形態にもよりますが、私は複業を長くしてることもあってか、あまりプライベートと仕事の境界線がないかもしれません。全てが仕事にも遊びにも繋がったら最高だなって(笑)。オンオフの切り替えもあんまりないのかも。

モリ:「ワーケーションはしない」と回答した人の理由を見てみると、「自宅で仕事をする方が集中できる」、「旅先で仕事をしたいとは思わない」というコメントが多かったですね。
私もワーケーションに憧れたことはあるんですけど、結局、家が一番仕事する環境として快適なんですよね。

夫が2年間、札幌で単身赴任していたことがあったんですが、単身赴任が決まった瞬間は「私はリモートワーカーだし、自然豊かな洞爺湖とかでワーケーションしてみるのもいいなぁ!」と妄想したのですが、いざとなると、その間の子どもの預け先を探さないといけないし、結局面倒になって実現しませんでした。最近は、親子のワーケーションプログラムなども見かけますけども。

ツボイ:あー、たしかに。ワーケーションは、割と入念な準備や下調べが必要なので、そこは少し手間がかかるかもしれません。

モリ:一人旅なのか、家族や誰かと行くのかも関係しそうですね。

ツボイ:そうですね。あと、旅行に何を求めるかという違いもあるかも!?

考えてみると、私は旅行へ行ってもあまり特別なことをしないんですよね。現地の空気感に触れるだけで、ある意味満足できるというか(笑)。
あとは食べることが好きなので、ワーケーション中のランチやディナーで現地の美味しいものを食べられたら十分満たされるんです。

でも、たとえば、遺跡を巡りたいとか観光スポットにたくさん行きたいという人には、ワーケーションでは時間が足りないかもしれません。そういう場合は、完全なバケーションとして行った方が良さそうですよね。

モリ:旅行に求めるものって、人それぞれ結構違うものですよね。

ワーケーションに欠かせない4つの準備

モリ:先ほど、ワーケーションは準備に手間がかかるという話がありましたが、ツボイさんは事前にどんな準備をしますか?

ツボイ:そうですねぇ。いくつかありますが、絶対に欠かせないのは「インターネット」「セキュリティ」「ファシリティ」「スケジュール管理」の4つですかね。特に優先順位が高いのが「インターネット」と「セキュリティ」。

モリ:リモートワーカーにとって、インターネットがないと仕事にならないですもんね。社内アンケートでワーケーションのデメリットとして一番に挙がったのも「インターネット環境を確保しづらい」でした。

2022年4月に実施した社内アンケート結果

ツボイ:そうなんです。特に海外ではインターネットの通信速度が遅かったり、電波が弱いことも少なくないので、インターネット環境を確保することがまず第一優先です。

次に大事なのが「セキュリティ」
公共のWiFiを使うのは安全ではないので、モバイルWiFiを持って行ったり、海外だと現地のSIMを購入したりします。
パソコンを使う場所も、覗き込まれる心配がない場所を選ぶことが大事です。Web会議があることを考えても、結局はホテルの客室など個室が一番安心なんですよね。

モリ:インターネット環境やセキュリティを考慮すると、仕事場所はどこでもいいというわけには行きませんよね。

ツボイ:はい。次に「ファシリティ」ですが、私はホテルを選ぶ時、パソコン作業がしやすい高さの机と椅子があるかどうかは必須の条件です。

モリ:アンケートでも、仕事に向いたデスクや椅子があるかどうかチェックした方がいいと回答している人が結構いました。
みなさん、そういったところまで調べていくんですね。

ツボイ:ワーケーションでも仕事は仕事ですしね。どんなに癒されるリゾート地やオシャレなホテルでも、首や腰が痛くなるような体勢では仕事は捗りません(笑)。
あとは、個人的に暗い場所だと仕事のモチベーションが上がらないので、窓があって明るい部屋かどうかも私にとってはチェックポイントです。

モリ:最後は「スケジュール管理」ですね。

ツボイ:はい、とにかく時間に余裕を持った方がいいです。
たとえば、「あと30分でWeb会議」って時に限って、チェックインに時間がかかってしまったり。旅先では何があるか分からないので、決まった時間に予定がある場合にはかなり余裕を見て行動するか、そういう予定が入らないように予め調整が必要ですね。

モリ:なるほど。社内アンケートでも、ワーケーションに行く際はチームメンバーにも伝え、期間中は一人で進められる作業を中心に行うなど仕事を調整しておくといい、というコメントもありましたね。

ツボイ:そうですね。どれも重要ですが、ワーケーションに限らず「セキュリティ」は意外と見落としがちかもしれません。
キャスターメンバーにはいないと思いますが、外出しているとたまに「ここで!?」と驚くような場所でパソコンを開いている人を見かけたり、ネットなどで「ワーケーションしていまーす」と人通りが多い場所でパソコンをする写真を見つけたりして、ヒヤッとしてしまいます。
どこで誰に見られているかわからないので、覗き見防止フィルターは必須ですし、オープンスペースでは離席する際に画面ロックするのはもちろん、パソコンを盗まれることがないように注意が必要です。

モリ:せっかく楽しいワーケーションのはずが、何か問題が起きたら、悲しいでは済まないですものね。

いや〜。やっぱり仕事は全ての環境が整った家が快適かも(笑)。

ツボイ:それはその通りです(笑)。
面倒な準備をしてまでも、ワーケーションしたいかどうか…これはもう好みというか…人それぞれですねぇ。

モリ:あ、でも最近、ベルリンに開設予定のキャスター新拠点でワーケーションしてみたいという気持ちはフツフツと湧き上がっています。

ツボイ:私もー!出張の時の写真を見せてもらったり、ドイツに詳しいメンバーからベルリンの話を聞いていると行きたくなりますよねぇ。PRチームとしても新拠点を見たいですし、行ける機会があれば嬉しいですね!

以上、「広報の雑談」企画でした!

*これまでの「広報の雑談」シリーズはこちら


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