【キャスターの本音】Q「リモートワークだと一体感が生まれづらくない?」→A「一体感はあまり重視してません」
こんにちは。1500名以上が47都道府県でフルリモートワークをする株式会社キャスターのPRチーム(広報)モリ&ツボイです。
キャスターらしさをどう世の中に伝えていこうかと奮闘する我々が、日々の雑談や広報ならではの悩みを思いきって公開する「広報の雑談」企画。
今回のテーマは、再び「メディア取材でモヤモヤする質問」についてです。
これまでのお話はこちら↓
キレイゴトなしの本音トークから、少しでもキャスターの雰囲気やカルチャーを感じていただけたら嬉しいです!
会社に一体感は必要か?
モリ:これまでの「取材時にモヤモヤする質問」の話に、社内のメンバーから「面白かった」「キャスターのスタンスを改めて知れた」という声が届きましたよ!
ツボイ:それは嬉しいですね!まだ他にもありますよ〜。
モリ:今日はどんな質問ですか?
ツボイ:「リモートワークだと一体感が生まれづらくはありませんか?」という質問です。
モリ:一体感!個人的には別にいらないかなぁ…
もちろん、一体感を感じながら仕事をしたい人がいることもわかるし、一体感を大事にする会社があってもいいとは思うけども。
必ずしも必要なのかな…
ツボイ:そうそう!まさにそれをお伝えしてます!なぜか「会社に一体感は必要」という前提から始まってるんですが、「そもそも会社に一体感は必要でしょうか?」というところから話し始めます。
モリ:これまた、メディアの方は困りそうですね(笑)。
ツボイ:はい、キャスターお決まりの質問つぶし…(苦笑)。
私自身も、以前は会社やチームにおいて「一体感はあった方がいい」という考えを当たり前のように持ってましたし、それを疑ったこともありませんでした。
でも、キャスターで広報として働き始めて間もない頃に、同席していた取材で「キャスターでは一体感はあまり重要視していません」とあっさり言われているのを聞いたんです。「え!?そんな回答ありえるの!?」って、あの時は本当にびっくりしました(笑)。
モリ:最初はツボイさん自身も驚いた側だったんですね。
ツボイ:はい。でも、その後のお話はさらに驚きでした。
と淡々と話が進んでいって…私はもう、「なるほどおおおおおおおおおお!」と目から鱗でした。
モリ:一体感を否定も肯定もしてないって感じの回答ですね。
ツボイ:そうなんです。一体感を求める人もいれば、そうでない人もいる。オフィスに集まって仕事をするのが好きな人もいれば、ストレスに感じる人もいる。求めるものはそれぞれだから、全ての会社が同じじゃなくていいよなと納得しました。
モリ:一体感を大切にする会社もあっていいし、そうでない会社があってもいいですよね。「一体感を大事にしてます!」という雰囲気を見て「私もそこに入りたい!」と思う人もいれば、一歩下がってしまう人もいるのでは。
ツボイ:そうそう。キャスターみたいに「一体感は重要視していません」という会社が働きやすいと感じる人もいる。何事も選択肢があるって大切ですね。
熱量は必要か?モチベーションは必要か?
モリ:それで、メディアの方は「たしかに」ってなるんですか?
ツボイ:ならない場合も多いですね。ポカンとされていたり、「でも、やっぱりリアルで会わないと熱量が伝わらなくないですか?」「リモートだと、モチベーションを保ちづらくないですか?」と質問が続いたりします。
モリ:今度は熱量とモチベーションかぁ。必要な場面もあるだろうけど、どの職種の人も常に必要なのかな?
ツボイ:これも一体感と同じ議論ですよね。「熱量って必要ですかね?」「モチベーションって必要ですかね?」という話になり…
モリ:堂々巡り(笑)。
ツボイ:一体感、熱量、モチベーション。どれも目には見えないし、人によって感じ方も違うので、測るのが難しい指標です。ただ、私ももともと大事だと思っていたタイプなので、そういう質問が出るのも分かるんですよねぇ。一体感や熱量、モチベーションって、誰に教えられたわけでもないんだけど「なんとなく大事そう」「ないよりはあった方が良さそう」みたいな共通認識(ある意味では先入観)がある気がします。だから、急にそれがいらないと言われても、戸惑う方も多いのかもしれません。
またもや納得いただけず
モリ:それでは、メディアの方は消化不良ですよね?
ツボイ:おそらく。「なるほど」と言っていただける場合もありますが、過去にこの内容で記事化に至ったのは私の記憶上では1媒体だけです(笑)。
モリ:たった1媒体…!メディアの方はどんなことを引き出したいんですかね。
ツボイ:たとえば「リモートワークを導入しても、こんなふうにすると一体感が高まりますよ!」というのを記事にして他の企業に参考にしてもらえたらと、良かれと思って聞いてくださっているとは思います。それを分かっていて、毎回質問を覆してしまっているので、申し訳ないなぁという気持ちにもなります(汗)。
モリ:そっかぁ。
キャスターも一体感はゼロではない?
ツボイ:ただ、キャスターは会社としては特に一体感を求めていないとしても、一体感がゼロかというとそうではないと思うんですよね。
普段、モリさんと広報ミーティングしたり、雑談チャンネルで話していたりすると、一体感とはまた違うかもしれないけど、「一緒にやっている」「心強いチーム」という気持ちになるし。
モリ:それはありますよね〜。
半期ごとに目標設定して、その目標達成に向かって、一緒に協力しあえているなぁと感じてます。
ツボイ:嬉しいです〜。
「一体感を求めない」という言葉だけを聞くとなんだか冷たく感じるかもしれないけど、キャスターは冷たいわけじゃないんですよね。
むしろ、逆に「一体感を求めない」のが優しさに感じるというか…
「こうじゃなきゃいけない」みたいに押し付けられることがキャスターは限りなく少ないなと感じます。そして、それがとっても生きやすい。
ここを私自身がまだうまく言語化しきれていなくて、メディアの方が納得できるような説明に至っていないんですよね。
モリ:たとえば、事前にメディアからいただいた質問案に対する回答を送っておくのはどうでしょう?
ツボイ:あまりに先方の予想と回答が違いそうな時は、それもアリかも。
ただ、取材対象者の生の声が好まれる傾向もあるから、広報から送られたテキストの回答は読まない人もいるかもなぁ。整えられた優等生みたいな回答はいらないって感じで…。
モリ:優等生じゃなくていいなら、キャスターのありのままでいいのでは?
ツボイ:キャスターは、斜め上すぎるんです(笑)。
メディアの方の想定と違っても、いい意味で予想を裏切れたら面白いと思ってもらえるんですが、キャスターはたぶん予想をはるかに超えて、ぶっ飛んじゃってる。
モリ:あはははは。斜め上すぎるんですね〜。
ツボイ:いやぁ、でも、この取材で感じるモヤモヤの中にキャスターらしさのヒントが詰まってる気がする…!ここがきっとミソですよ、モリさん!
モリ:引き続き、キャスターらしさを言語化するヒントを探していきましょう!
以上、「広報の雑談」企画でした!
また覗きに来ていただけると嬉しいです!
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