100円に見た夢~駄菓子屋は、どこに~

自分は、昭和50年代の生まれです。
ので、ギリギリ駄菓子屋という存在がまだ、ありました

そこに行くと、10円から、高くても50円するかしないかの菓子が大量に並べられ、子供らはその中から自分の所持金と相談しながら、買い物をしていったわけです

だいたい、100円もあれば、その日のおやつぐらいはなんとでもなるぐらい買えるというシステム

うまい棒を3本と、ゼリーっぽいのを1本と、ベビースターの類似品っぽいのを1個と、ガムを…

とか、そんな感じ
ゼリーっぽいのなどは、いかにもな色が付いていて、不自然な香りにやたらと甘い味がして…

けど、それが楽しかった
あの混沌の中で、適当にお菓子や玩具を買い、それがひたすらに楽しかった

自分たちの時代は、ファミコンが普及しだした時代なので、そこでメンコだのベーゴマだのを買ったりはしていないけど、あそこで買ったお菓子の、美味くて、楽しかったこと…

今から考えると、なにを使っていたかも解らない、親としては食べさせたくない物なのかもしれなかったが、子供としては、そこに楽しみを見ていた

今は、どこに消えてしまったのでしょうね?
子供の頃に自分達が使っていた店は、自分が中学校に入るか入らないかの時期に、閉店してしまいました

その地区にあったのはその1件だったので、なくなるとそれで終わり

子供たちは、その後は別の店もなく、駄菓子は当時出始めていたコンビニで買うようになっていきました

そう、コンビニに取って代わられた…と言ってしまえば、それで終わりなのでしょうね…

そして、あそこの店主たちは、どうやって生計を立てていたのだろう…と
1個10円の菓子を10個で100円
仕入れ値は1個1円とか、そんなはずもあるわけもなく…

子供が100円で買い物をしていきました…。利益は30円です。とか、そういう世界だと思うのですよ
その中で、どうやってあそこの店主たちは、生計を立てていたのだろう…?

仮に100人来て、3000円
1000人という客は、来るはずがない
3000円で1ヶ月で9万円
それで当時に物価でも、生きていけるはずが、無い。

どうやって生計を立てていたのでしょうね?
そして今、あの人たちは、何をしているのでしょうね…

30年前だから、鬼籍に入っている
それが答えと言えば、そうなのかもしれませんが…

あの時代の謎、今はどうなっているかの謎
子供の頃の、思い出でございます…


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ぶーにゃん
もし、気が向いたなら…