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【ソフトエンジニア・木村さん】会社を一緒に作り上げていく過程を、地元・熊本で

独自の薄型センサーをコア技術に持つ、株式会社CAST。初めての製品である配管減肉モニタリングシステムのリリースや、実証先の確保・技術開発のための資金調達を実施するなど、事業拡大に向けて加速しています。

CASTのソフトエンジニアとして働き始めたのは、9月に入社した木村匠さんです。前職では大手通信会社でインフラエンジニアとして働いていましたが、CASTへの転職を機に熊本へUターンしました。

木村さんは、なぜCASTに転職しようと思ったのでしょう。そのきっかけや、木村さんが思うCASTの魅力などを聞きました。



エンジニアとして働きつつ、起業への興味も

―仕事内容を教えてください。

ソフトウェアエンジニアとしての業務や、電子回路の作成などをしています。電子回路についてはほとんど未経験で、勉強したり教えていただいたりしながら仕事しています。

ソフトウェアエンジニアはプログラミングでコードを書いて物を作る仕事。一方で電子回路はハードウェアなので、手を動かして物を作る仕事です。ケーブルとセンサーを繋いで信号を取得する際、無線で通信を受け取れるように回路を作成しています。

本来ならエンジニアとしても職種自体が変わる業務内容ですが、両方やっています。


―CASTに入社したきっかけは?

CASTを創業したての頃、熊本大学の大学院で修士課程の学生でした。当時からCASTの技術に直結する内容を研究していたので、一度は別の企業に就職したものの、いつか戻りたいと思っていたんです。起業にも興味があったので、会社が成長していく過程を経験できるのはおもしろそうだと思っていました。

また前職では体調を崩して、休職していた時期がありまして……。今後の働き方に悩んでいた時、社長からたまたま連絡が来て、CASTで働かないかと言っていただきました。CASTはフレックス勤務があり社内の雰囲気としても柔軟に働けるから、体調を考えながら働けると思えたのも転職した理由です。


―学生時代はどのような研究をしていたのですか?

ゾルゲルスプレー法です。今のCASTの技術である、センサーの役割をする液体を自動でスプレー塗布する方法。どのように設定したらきれいに塗布できるかを試行錯誤していました。なので、転職したというより戻ってきた感覚に近いですね。


気軽にコミュニケーションを図れる環境

―元々CASTの雰囲気は知っていたと思いますが、実際に入社して、大変だったことや苦労したことはありましたか?

学生時代からの関係で話が早いからか、気が付いたら担当業務が増えていることがあります。自分自身、人手が足りないこともあり「とにかくできることを」と積極的に手伝っていたら、結果として担当にまでなっていた業務もありますね。

でも分からないことは社長をはじめ、田中さん堤さんにすぐ聞くことができています。大学発のベンチャーですし、ノリが大学の研究室のようなところはありますが、「仕事だからしっかり成果を出そう」という話は日頃から社内でしています。メリハリがついて働きやすいです。


―ではCASTで働く楽しさややりがいは何ですか?

オフィスで働くのが楽しいです。前職がリモートワークだったので、みなさんと顔を合わせながら働ける環境が逆に楽しいなと思います。

顔を合わせていると、雑談しながら分からないことを解決できるのが嬉しいです。いい意味でリラックスしながら仕事に臨めています。あとは出社すると自然と仕事モードになれるので、気持ちの切り替えができていいなと思います。


―木村さんが思う、CASTの魅力を教えてください。

ひとつは、会社が成り立っていく様を一緒に経験できるところです。就業規則などのルールを作る時、社員が過ごしやすいように意見を聞いていただいています。会社を一緒に作っている感覚は、出来上がった会社で働くのとは違いますよね。それが今、CASTで働く魅力だなと思います。

自分はずっと、夢がなかったんです。就職を考える時期になっても働きたい場所が見つからなくて、幼い頃からなんとなく「いつか自分で会社を創りたい」と思っていました。自分の力で商売をしてみたいんです。CASTにいるととても勉強になります。

もうひとつはフレックス制度を導入していること。自分は体調を考えながら仕事をしていますが、なかには育児をしながら働いている社員もいます。一人ひとりを尊重し、信頼し合える社風なので、いい意味で互いの働く時間を干渉せずに働けるのはいいなと思います。


地元で自分の力を発揮したい人はCASTへ

―今後、CASTの一員としてやってみたいことはありますか?

まずは売上に貢献できるようなエンジニアになりたいです。今は未経験の分野も仕事にしているので、どちらかというと研究者寄りの仕事をしています。もちろん実用化もしていますが、今よりもスピード感を持って売上に繋げていけるようになれたらと思います。

また身近な製品の部品の一部に、CASTの技術が使われたら嬉しいですね。例えばゲーム機に応用できたら……などと考えると、夢が拡がります。


―最後に、「こういう人がCASTに合いそう!」などあれば教えてください。

ものづくりだけではなく、会社という枠組みから作っていきたい意志がある人には向いていると思います。

また、Uターン転職をしたい人にもCASTは合うのではないでしょうか。とくに大学院を卒業した高学歴の人にもおすすめです。転職先に迷うと思うんですけど、エンジニアとして働ける数少ない熊本のベンチャーだと思います。

何より自分がUターンして、熊本の良さに気が付いたんです。生まれ育った場所とそうでない場所で暮らすのは、安心感が違います。地元に興味がなくて一度は上京したけど、今は熊本に戻ってきて良かったです。

自分の力を発揮できて、かつ慣れ親しんだ土地で落ち着いて生活もできる。CASTで働くと、そういうライフスタイルになると思いますよ。


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CASTの技術や製品について興味を持った方は、ぜひお話ししましょう!info@cast-sensing.comまで、お気軽にお問い合わせください。

また、CASTではともに働く仲間を募集しています。CASTでの働き方に興味を持った方は、深山までDMでご連絡ください。


取材・執筆:小溝朱里



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