【保存版】お金を借りる方法を紹介
生命保険契約者貸付制度で借りる
積立型の生命保険に加入している人なら、積立金の一部を貸し付けてもらうことができます。
メリットは金利が低いことです。
生命保険会社により異なりますが、2%~8%程度のようです。
カードローンと比べるとはるかに低い金利でお金を借りることができます。
もともと自分で積み立てているお金なので審査はなく、審査に落ちることはありません。
デメリットもあります。
・利息が複利で計算される
・積立型の生命保険に加入していないとダメ
・借入額と利息の合計が解約返戻金を超えたら保険契約が失効
などがあります。
自分が積み立てているお金を利息を払って借りることに抵抗がなければオススメです。
信用保証協会で借りる
信用保証協会を通じた融資は、中小企業、小規模事業者の多くのひとが利用している便利な制度です。
通常の銀行融資よりも『審査が通りやすい』のが最大のメリットです。
返済ができなくなった場合でも、信用保証協会が返済を肩代わりしてくれますので、金融機関は積極的に融資してくれます。
デメリットは2つです。
・審査に通常1か月前後かかる
・一定の保証料を払う必要がある
個人向けの融資ではないので会社員は無理ですが、個人事業主なら可能です。
今すぐつなぎ融資が必要、というひとでなければオススメです。
生活福祉資金貸付制度で借りる
厚生労働省が管轄している制度で、収入が少ないひとの生活を支援するための貸付制度です。
市区町村の社会福祉協議会が窓口となり、お金を借りることができます。
実際に借りることができるのは下記の3つの世帯です。
・低所得世帯
・障害者世帯
・高齢者世帯
それぞれの世帯の状況と必要にあわせたお金を借りることができます。
国が融資をおこなうので低金利(あるいは無利子)で融資をうけることが可能です。
審査には1か月以上かかります。
審査の基準は社会福祉協議会によってかなり違うようなので、社会福祉協議会のWEBサイトをチェックしてみて下さい。
貸付の審査基準を満たすひとにはオススメです。
教育一般貸付(国の教育ローン)で借りる
日本政策金融公庫が融資してくれる国の教育ローンです。
・最高350万円
・年率1.78%
・申込から融資まで20日程度
・24時間365日ネットから申込可能
教育ローンなので使途は限定されます。
・子どもの入学・在学資金
・海外留学の資金
・資格取得の資金
子どもの教育関係の資金が必要なひとはオススメです。
奨学金制度で借りる
奨学金は経済的な理由で大学などの学校に通えない学生のために、無利子もしくは超低利子で学費や生活費を貸し出す制度です。
大学生の4割は、日本学生支援機構(JASSO)が運営する国の奨学金をうけています。
そのほとんどは返済の必要な貸与型です。
契約者は学生本人になるので、学生本人が返済義務を負うことになります。
学校を卒業した半年後に返済がはじまり、返済期間は最長20年にもなります。
返済が3か月以上滞ってしまうと、債権は債権回収会社に移管されます。
すると、個人信用情報機関に事故情報として登録されます。
(いわゆるブラックです!)
進学を後押ししてくれるメリットが非常に大きい奨学金制度ですが、社会に出ると同時に多額の借金を背負うことになります。
奨学金破産など、一部では批判的な声もあります。
求職者支援資金融資制度で借りる
仕事を探している失業者を対象に、職業訓練と10万円の職業訓練給付金が受けられる公的制度があります。
『求職者支援制度』といい、職業訓練で無料でスキルアップができ、返済義務のない給付金をもらえます。
【職業訓練をうけながら、毎月10万円ももらえるって・・、マジかよ!!】
失業者にとって夢のような制度ですが、失業保険をうけとっていないことが必須条件となります。
※ほかにも収入制限や金融資産の制限などもあります。
実際問題として、家庭があるひとには、毎月10万円だけでは生活がむずかしい場合もあります。
毎月10万円だけでは職業訓練を受講中の生活費が不足する場合にお金を借りることができます。
これが、『求職者支援資金融資制度』です。
・職業訓練受講給付金の支給決定を受ける
・ハローワークで求職者支援資金融資要件確認書の交付を受ける
・ハローワークが指定する金融機関(労働金庫)で貸付の手続きをする
同居家族がいる場合は、職業訓練の受講予定月数×10万円を年利3.0%で借りることができます。
(単身者の場合は受講予定月数×5万円)
条件をみたすひとにはかなりオススメです。
母子および父子福祉資金で借りる
ひとり家庭の父母にたいして、児童の就学や子育てに必要な資金を融資する制度です。
市区町村が窓口になりお金を借りることができます。
金利ゼロ、もしくは超低金利でお金を借りることができるのが最大のメリットです。
ただ、役所が窓口となるので、手続はかなり大変で時間もかかります。
審査内容も自治体や担当者によってかなり異なるようです。
利用される場合は、お住まいの都道府県のホームページを確認してください。
年金担保貸付で借りる
年金をうける権利は、譲り渡したり、担保に提供することは法律で禁止されています。
『独立行政法人福祉医療機構』の年金担保融資制度は、年金を担保にしてお金を借りることが法律でゆいいつ認められた制度です。
金額は200万円まで、年率は2.8%、融資までの期間は1か月ていどです。
※年率は平成30年10月3日現在です。
※年金担保貸付制度は廃止されることが閣議決定されています。
※平成34年3月で申込受付が終了される予定です。
無職で年金受給中のひとでも公的機関を通じてお金を借りることができます。
平成34年3月まで申込が可能ですので、年金を受給中のひとは参考にしてもらえればと思います。
緊急小口資金貸付で借りる
市区町村の社会福祉協議会が窓口となり、一時的に困窮する世帯の自立を支援する貸付制度です。
金額は10万円まで、利息は無利子、融資までの期間は1週間ていどです。
税金を原資とする公的な貸付制度になるので審査は厳しめです。
社会福祉協議会が必要と判断した場合に融資がされますので、社会福祉協議会との間に信頼関係が保てることが条件になります。
親に借りる
お金を借りる目的が明確で、きちんとした目的であれば両親も喜んでお金を貸してくれるでしょう。
なんだかんだいっても、子どものことは可愛いと思っているのが親です。
そうは言っても、お金が必要な理由を親にはどうしても話せないときもあります。
心配をかけたくない場合もあります。
色々と根掘り葉掘り聞かれて、文句や小言をいわれてしまう場合もあるかもしれません。
親に金銭的な余裕がない場合もあります。
そういう場合は、仕方ないので親に借りるのはあきらめましょう。
もし、きちんとしたお金を借りる理由があるときは、最初に親に相談をするのはオススメです。
兄弟/姉妹に借りる
心配をかけるので親にはお金の相談はできなくても、兄弟/姉妹なら話ができることもあるかもしれません。
ただ、兄弟/姉妹といえどもお金が必要な理由を、しっかり説明できないのであればオススメできません。
感情にからんだトラブルに発展する可能性もあります。
兄弟姉妹にお金の相談をするときはよく考えてからにしましょう。
友達に借りる
友達からお金を借りるのはあまりオススメできません。
あとになって色々と揉める可能性が高いです。
お金が原因で人間関係が壊れてしまうのはとてももったいないです。
返済が滞ってしまった場合など、共通の友人に話をされてひとりも友達がいなくなってしまうリスクもあります。
彼氏/彼女に借りる
友達と比べると、彼氏/彼女の方がお金は借りやすいかもしれません。
金額にもよりますが、気軽にすぐに借りることができます。
親しい間柄なので利息などは発生しないで、お金を借りることもできるでしょう。
お金を借りているという負い目を感じてしまったり、返済ができずに人間関係がこわれてしまう可能性はあります。
お金が原因で彼氏/彼女と別れてしまうことになったらとても悲しいので、彼氏/彼女にお金の相談をするときもよく考えてからにしましょう。
会社から借りる
会社によっては社内貸付金制度、従業員貸付制度でお金を借りることができます。
福利厚生の一環で制度を設けている会社が多いです。
小さな会社だと制度自体がない場合もあります。
会社によって借りられる金額から金利までさまざまです。
通常は勤続年数が長いと多くの金額を借りられます。
金利もカードローンと比べると大幅に低い金利で利用ができます。
本当に会社によってさまざまなので、自分の会社の貸付制度を一度確認してみることをオススメします。
公衆接遇弁償費で借りる
外出先でお金を盗まれたり、紛失したときの交通費を、交番や警察で貸してくれる制度です。
家までの交通費なので、金額は1000円までです。
※1000円を超える場合は事務担当の承認が必要です。
ただし、どこの警察でも実施されているわけではありません。
もともとは、1968年に警視庁の警ら部長がだした通達がはじまりです。
交番勤務のお巡りさんが自費でおこなっていた貸付を見るに見かねてはじまった制度です。
法律で決められたものではないのです。
東京都内の交番、警察署、運転免許試験場、鉄道警察隊、などで借りることができます。
借受願書と呼ばれる用紙に必要事項を記入します。
返済方法は原則借りた交番や警察署に返済します。
本当に切迫した緊急性がある場合は利用ができますが、今の時代は携帯やスマホも普及しています。
キャッシュレス化もすすんでいますので、交番で借りる必要はないかもしれません。
お金を借りる前に何を重要視するかを考えましょう
お金を借りるにあたって、何がいちばん大事なのかをまずは考えましょう。
・いつまでに必要なのか
・いくら必要なのか
・相談できるひとはいるのか
・誰にも知られずに借りたいのか
目的別に考えることで、いちばんのオススメの方法が導きだされます。
もし、金利をいちばんに考えた場合は公的機関からお金を借りるのがオススメです。
『金額』『審査スピード』『使い勝手』をトータルで考えた場合、いちばんのオススメは消費者金融会社のカードローンになります。
急いでお金が必要な時は、審査スピードが早く、融資まで時間のかからない方法を選んでください。