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飲食店経営者が実践していたPOSデータ分析-経営お役立ち情報 No.04-

特に飲食業界においては、経営をする上で一番の変数になりえるのが「売上」です。POSレジを活用することで、指標をもとに効率的で正確な経営判断が可能となり、店舗運営の強力な支援ツールであると同時に、経営の軸となる分析になり得るのです。

本記事では、私が飲食経営時に実際に行っていたPOSデータ分析についてご紹介します!


1.POSレジとは

POS(Point of Sale)レジは、販売時点での情報をリアルタイムに記録・管理するシステムであり、現代の飲食店経営に欠かせないツールとなってます。これにより、売上管理や在庫管理の効率化が進み、経営者は店舗の状況を把握しやすくなります。

POSレジは、お客様が購入した商品や支払いの情報を即座にデータ化し、売上や商品別の消費量、来店客数などの把握に活用できるため、データをもとにした経営判断が可能です。

特に飲食業界においては、経営をする上で一番の変数になりえるのが「売上」です。POSレジを活用することで、指標をもとに効率的で正確な経営判断が可能となり、店舗運営の強力な支援ツールであると同時に、経営の軸となる分析になり得るのです。

本記事では、私が飲食経営時に実際に行っていたPOSデータ分析についてご紹介します!


2.POSデータで得られるデータの種類

POSレジで取得できるデータにはさまざまな種類があり、これらを的確に分析することで、経営改善につながります!
以下のデータがPOSシステムを通じて知ることができるデータとなっております。

  • 売上データ:メニューごとの売上や総売上額

  • 時間帯データ:何時にどれだけの売上があったか

  • 顧客データ:客単価や客数、再来店率

  • 在庫データ:在庫の消費量や在庫切れのタイミング

  • 取引データ:決済方法やキャンペーンの利用状況

これらのデータは、売上向上、客数増加、在庫管理の効率化に欠かせない情報です!また、データの種類ごとに異なる分析手法を取り入れることで、さまざまな角度から経営状況を可視化し、売上最大化の可能性が高まりまると同時に、経費バランスの基準となるのです。


3.POSデータ分析の重要性

POSデータの分析は、飲食店経営において非常に重要です。特に、日々変動する売上や顧客の嗜好を把握するための基盤として、正確なデータに基づく分析は必須です。

  • 売上の向上:人気メニューの把握により、販促や仕入れを最適化

  • 効率的な在庫管理:在庫の消費傾向を把握し、在庫切れを防ぐ

  • サービス向上:顧客の来店時間帯に合わせたスタッフ配置の調整

このように、POSデータを定期的に分析することで、店舗運営の効率化とサービス向上が図られます。


4.2つのPOSデータの分析軸

以下では、実践していたPOSデータ分析をご紹介します。

時間軸の分析

時間軸の分析は、時間帯別・日別・曜日別・月別などに分けられ、それぞれ違いがあるのか検証し、違いに対して仮説を立てて改善に繋げます。
具体例をもとに一例をご紹介します。

時間帯別売上分析

時間帯別売上をヒートマップで表現することにより、どの時間帯に売れているのか傾向がわかる。手の空く時間の人員調整と仕込み量・清掃などの業務比重を調整を実施し、業務の効率化を図ることが可能になります。


月別曜日別売上分析


週別売上分析

時間軸の売上分析は、飲食店の効率的な運営に欠かせない分析軸であり、特に季節変動の大きい店舗では、過去のデータを活かして戦略を立てることで売上アップが期待できます。


商品軸の分析

続いては商品軸の分析です。これはどの商品が売れているのか、また売れていないのかを把握するための分析です。商品別の売上構成を確認することで、発注量や在庫数の調整が可能です。またメニューを見直す参考となりますし、単品毎に販売数の推移を確認することにより、その商品の販売力を判断する基準となります。

月間商品分析

商品分析を行うことで何がどのくらい売れているのかを把握します。
この際の商品分析で改善したこととしては3点。

メニューの見直し

料理で100品以上ある店舗でしたが、上位20品目で65%の売上となっておりました。在庫スペースのが足りないという課題があったことから販売が少ない商品を入替えて、新商品として打ち出すことによりメニューの活性化に繋がりました。

販促商品の選定

当該店舗では「週替わりパスタ」「カジュアルコース」が継続的に売れ筋となっておりましたが、月別にみると販売数が落ちていることが分かりました。それに伴い、商品力とコース構成の再考を実施し販促を強化することにより販売数を回復させることができました。

ドリンクのおすすめ

ドリンクの販売構成金額が少ないことを確認。
適正な原価率に改善すべく、ドリンク新商品開発や接客時のおすすめにて販売を改善。

月別に商品販売動向を確認することにより、商品の販売状況だけではなく、
発注や在庫、販促などに影響を与えます。
月に1度、販売状況を確認していくことで売上・利益の改善につながります。


5.まとめ

POSデータを活用した経営分析は、飲食店の成長や運営の安定において重要なポイントです。時間軸、商品軸の2つの分析軸は、特に飲食店において即時の改善施策に結び付きやすく、経営改善に大きく貢献します。これらのデータ分析を取り入れることで、店舗運営をより効率的に、そして持続可能に行えるようになるでしょう。

経営者の方々は、ぜひ定期的にPOSデータを分析し、経営に役立つ新たな洞察を得て、より多くの顧客に選ばれる店舗作りに活かしていきましょう!

最後までご拝読ありがとうございました。

上記でご紹介した検証フォームに関して、コメントにてご要望ございましたらご提供いたしますので、ぜひお問い合わせください!


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