日本株市況振り返り1月29日
日経平均は+275.87円(+0.77%)で引けた。
円安の進行で自動車関連株が買われ、ファストリ、ソニー、任天堂など指数寄与度の高い銘柄も買われた。
反対に、金曜日の米国株でソックス指数が下落したことを受けて、寄与度下位には半導体関連株が名を連ねた。また、先週上昇を支えたニトリや楽天は利益確定売りの下落。
チャート分析では、現状PER15.5倍から16倍のレンジを形成しており、今後の決算次第でベンチマークが引き上げられれば一段高の期待も高まる。(PERのラインは29日発表の値)
TOPIX値上がり上位には自動車関連が目立ち、そのほかにも銀行、商社株が買われた。商社株は原油、コモディティの上昇によるものと推測する。下落は半導体関連に加え、決算ミスのSG Hなども下位ランキングに上がった。
業種別ランキング
業種別では、鉱業がトップ。その後に石油石炭製品、輸送用機器、鉄鋼証券と続いた。ゴム製品は10位だったが唯一3連騰となった。
東証売買代金
プライム市場の売買代金は、先週金曜日より持ち直し3.903.338百万円。
当落レシオ
当落レシオは上昇が続き、警戒水域が続く。値上がり1345、値下がりは277だった。
堅調に推移している銘柄も、ネガティブニュースが出れば利益確定売りに晒されやすい試合と言えるので注意したい。
空売り比率
空売り比率は4日連続40を超え、下落を狙う投資家もだいぶ増えている印象。
アメリカ、そのほか市況
S&P500種平均はほぼ全面高。エネルギー関連は少し軟調に見える。
またしても史上最高値を更新し4927 Pで引けた。
NYダウ、ナスダックも大幅に上昇下。
日本株への寄与予測
※◉上昇可能性上がる内容
△下落可能性上がる内容
◉ドル円は円高方向
◉海外勢が見ているとされるドル建ての日経平均は大幅上昇だった。米◉国債10年物の利回りは大きく下落した。
◉ソックス指数も持ち直した。
◉炭鉱のカナリア銘柄、中小型株指数のラッセルも大幅上昇。
中国株、欧州、そのほか
CSI中国は連騰後40日EMAタッチで20日EMAまで下落。40日超えるようなら期待は一段高。中国の政策への期待は今のところ根強い。
ユーロストック50は利下げ言及後続伸を続け、29日は一服で+0.08%上昇にとどまった。
インド株は窓をあけて大幅上昇。再び上を試す流れ。
30日の日本株予測
30日は世界株高の流れを受けて上昇すると予測。しかしながら、スイングトレードとしては、日本時間木曜日深夜のFOMCを控えておりポジションどりが難しい展開か。今日、寄り付きで、窓を開けず上がる監視銘柄があれば今日、明日のローソク足2本を取るトレードを予定している。