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2024年冬至前後の房総半島西岸の夕日

2024年の冬至は12月21日で、房総半島の日の入り時刻は16:32でした。

冬至は昼間が最も短い日です。昼間が最も短くてこれから益々寒さが厳しくなると考えると一年で最も寂しい日のような感じがしますが、これからどんどん昼間が長くなって行く日と考えれば、逆に一年で最も明るい気持ちになれる日でもあるとも言えます。

冬至の反対の夏至は6月後半で本格的な夏に突入する頃なわけですが、そこから昼間の時間が短くなると考えると、寂しい気持ちになってしまう日でもあるわけです。

考え方次第ですね。

ところで、昼間が最も短いのは冬至の日ですが、日の入り時刻が最も早いのは冬至より少し前です。房総半島で日の入り時刻が最も早かったのは12月1日〜10日の16:29でした。

そして、冬至の翌日22日の日の入り時刻は16:34だったので、最も日の入りが早かった日より5分も日の入りが遅くなっています(※ 何れの時刻も潮汐表のアプリに掲載されている日の入り時刻)。

冬至前

12月1日


12月1日の日没

この日は水平線付近に雲がなく、見事に水平線に太陽が沈んで行きました。

日没後

日没後の空の染まり具合も良い感じでした。夕空好きの人の中には、日没前や日没中より日没後の空の方が好きだという人もいます。

この時期この位置から見る太陽が沈む方角は伊豆半島の先端より少し先ですが、夏はもっと北に移動して水平線には沈まず、この位置にいると日没時刻より大分前に北側にある近くの小さな山に太陽が隠れてしまいます。

冬の太平洋岸は晴天率が高く、空気が澄んで遠くの物がはっきり見えやすく、海水の透明度も高いので、海好き夕日マニアにとっては大変良い季節(個人的には寒さを除けばとなってしまいますが)です。

夕日の写真の位置では富士山は近くの山に隠れてしまって殆ど見えない(ほんの少し沖に出れば見える)のですが、同じ湾を1kmほど南に下ると富士山もバッチリ見えます。

日没後の富士山

日中は空の青と雪化粧の白とのコントラストが綺麗(日中は水上にいたので写真は撮っていません)ですが、日没後のシルエットの富士山も綺麗です。富士山は近くで見るのも良いと思いますが、私は房総西海岸や相模湾の海岸など、少し離れた海辺から見る富士山が好きです。

12月4日


日没から30分後頃

この日は日没時間に間に合わなかったのですが、グラデーションでオレンジから紺色へと変化して行く空の色と、遠くの光や月や金星との組み合わせが素晴らしい。

12月7日

一年で最も日没時刻の早い頃です。16時半より少し前に日が沈んでしまいます。


日没直前

危うく雲で隠れそうになりましたが、辛うじて隠れていません。

日没中

太陽は雲に隠れてしまいそうで隠れず、しっかり水平線に沈みました。この雲も良い感じです。

冬至の翌日

冬至の日(12月21日)は南〜南西の風が強く温かい空気が流れ込んだせいで比較的暖かい日でした。

12月22日

翌22日は朝から風向きが北に変わり、一気に寒い一日になりました。

この日から真冬用のウェットスーツに替えたのですが、海に入っていても体を動かしていないと石になってしまいそうになるし、着替える時も無茶苦茶寒くて、本格的な冬到来を感じた日でした。

日没10分前頃


太陽が水平線に差し掛かろうとしている頃 ①

日没10分前頃は雲の間を見え隠れしながら太陽が降りて行きましたが、水平線に差し掛かる頃になると雲の下に抜けていて、このまま一気に水平線に沈みそうに見えます。


太陽が水平線に差し掛かろうとしている頃 ②

しかし、それまで太陽の光が強くて見えなかったのですが、日没直前になる水平線付近にも雲が掛かっているのが見えてきました。


冬至の翌日の日没

水平線にジュッと音を立てて沈みそうに見える日の入りも良い良いのですが、これもまた神々しいような光景で良いものです。

全く同じ光景などありません。だから飽きずに夕日を眺めて写真を撮ってしまいます。


冬至の翌日の日没直後

時折予報にはなかった本当に僅かな小雨が降る時もあり、雲に太陽が隠れると海の上で凍えそうになるような日でしたが、「雲一つない」ばかりが良いわけではありません。雲は夕空を素敵に演出してくれる大事な要素です。


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