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コロナの影響で今年は一味違う BirthdayWeekを過ごせた話。

うちの家族は私を外してみんな誕生日が近い。

9月23日を皮切りに10月3日まで怒涛のバースデーweekで、3日おきに4人の誕生日を祝う。

なので贅沢にも10月3日の4つ目のケーキを切り分ける頃には、誰のピースの方が大きい!という口ゲンカはなくなる程だ。

去年は合同誕生日にしたので、長女、長男、次女、主人の、それぞれの友達とその保護者の方々が集まって下さり、その数ざっと50人ほどだった。

人数が収まり切らないのでBBQピットを借りてるので、毎年雨が降らない事をひたすら祈る。

準備も約3ヶ月前から始まり、誰を呼ぶか、何人呼ぶか、から始まり、料理は、ゲームは、ケーキは、ドリンクは、グッデイバッグは...と、かなり忙しい。

これも愛する我が子の為と奮い立たせて頑張るが、正直しんどい。いや、結構しんどい。

...私、パーティーコンダクターになれるんちゃうかな....

そして、親が集まるとアルコール類も振る舞うのでなかなかの出費になる。

なので、出費を出来るだけ抑えるために、回を重ねるうちに手作りの物が増えてきてピニャータも結構上手に早く作れるようになった。

お菓子を詰めてボッコボコに叩いて壊すだけの物に$30もかけてられない。しかも子供3人分だから$90だ。それだけあったらケーキが買える。

そんなこんなのバースデーパーティーを毎年開催していたが、今年はコロナのお陰で開催できない状況になった。

ここシンガポールは集いの規制がまだあり、ゲストは5人までしか呼べない。

これは屋内だけでなく屋外でも守られないといけないルールで、例えテーブルを分けて偶然を装ってもアウトだ。店側も黙認すると下手すれば営業停止になるのでそうそう大目には見てくれない。

実際、子供のプレイデイトに6名呼んだ駐在家族は、どこぞからのタレコミがあったのか、政府機関の人が来て48時間内に強制退国になったらしい。

こういったところシンガポールは徹底している。だから感染者の数も落ち着いているのだろう。

さて、会を分けたとしても、それぞれ5人では到底収まりきらないうちの3兄弟。

呼ばれた、呼ばれなかったとノミネートに対して後腐れが残るようだったら、いっそのこと今年は家族だけで祝おうという決断に至った。

なんだか味気ない誕生日になるかと思いきや、子供からは「来年もこれでいいかも」と喜んで頂けたよう。

これは素直に嬉しい。

誕生日当日もゲストに廻していたアテンションをじっくりバースデーガール、バースデーボーイの本人に当てられるし、何より自分たちのペースで進められる。

(まだ子供が手がかっていた頃に催したバースデーパーティーでは、ゲストと料理とゲームに気を廻し過ぎて、メインの子供が邪魔にさえ思ってしまう程の本末転倒なハメになってしまった事もあった...)

子供達のプレゼントにもパーティーをしなかった分上乗せ出来て、トイザらスで自分で選んで買ったり、ケーキも今まではサプライズだったのが、自分でお店で選べるのが新鮮だったようだ。

やっぱり子供だって自分で選びたいんですよね。

そして 私が今回の誕生日で一番感銘を受けたのが、お祝いしたいと思ってくれる、それぞれの友達が自らお祝いしてくれた事だ。

文字にすると当たり前だけれどこれまでは「日を決めて」「約束して」お祝いに来てくれていたのが、今回は約束もなく、時間を割いて自発的に来てくれたのだ。

この違いは大きいと思う。

誤解のないように言うが、もちろん、わざわざ予定を空けて当日来てくれるのも大変有難い。でも、この約束なしでお祝いに来てくれるのとはまた違う。

また、こんな言い方をすると誤解を招くかもしれないが、自発的にお祝いして下さる方々は全く見返りを求めず、心からお祝いしたいからしてくれるのだ。

突然の訪問や歌のプレゼント、お出かけのお誘いを受けて、ウキウキ照れてれの我が子達を見ていると、なんてみんなに愛されてるんだ。と1人じーんと心が熱くなった。

これからはこのお祝いの仕方で誕生日を祝いたいなと思う。

お誕生日おめでとう😊

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