女性の社会進出がアジアでトップレベルのシンガポール。しかしその実情は…?
シンガポールと言えば、世界ジェンダーギャップ指数50位代にランクインするくらいアジア諸国の中では女性の社会進出が進んでいる女性バリキャリ大国。
( 日本は残念ながら下から数えた方が早いくらいの100位以下…)
現大統領も女性で、2023年の世界の女性議員割合 国際比較統計・ランキングでは71位。
71位と聞くと若干下に聞こえますが、アメリカが74位、日本にしてみれば150位と知れば、シンガポールの女性の活躍が分かるでしょう。
女性の育児と仕事の両立を促進するために1978年に制定された「外国人メイド政策」も今ではすっかり定着していて、メイドさんも雇いやすい環境なので、子供を産んでも働きやすい環境は整っています。
(そう言えば、歯医者さんも今まで女性の歯科医にしかあたったことありません、私。)
はたから見れば子供を産んでもキャリアを捨てずにバリバリ仕事ができて、羨ましいとも思える環境ですが、そのバリキャリを地でいくシンガポールの友達と先日話をしていたところ、
「本音を言えば、あなたみたいにパートの仕事をして、もっと子供と一緒にいたいし、自分で世話をしたいのよ。でも、「Quality of Life」を維持するためには私もバリバり仕事しないといけないのよね。」
とぽろり。
(この「Quality of Life」、シンガポーリアンの方と話しているとよく耳にするフレーズです。)
なんと、私が羨望の眼差しで見ていた彼女は、実は私のことを羨ましく思っていたなんて…
隣の芝生は青く見えるというのはこういうことなんでしょうか。
人間はどこの世界に居て、どの時代で生きていても、きっとないものねだりなんだろうな、と思った出来事でした。
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