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冬休みデンバー家族旅行〜航空券の名前が違くても飛べました〜
この冬休みは主人の一時帰省に同行するためアメリカへ飛んだ我が家。
主人は仕事のために一足先に飛んでしまうため、子供3人を連れてコロラドまで飛ぶ私。
1人で子供3人連れて…
フライトの時間の長さもさることながら、私、アメリカの空港やイミグレーションに良い思い出がないのでかなり憂鬱…
とにかく、アメリカの空港とイミグレショーンのあの「私がルールだ!」という威圧的な態度が大の苦手…
と、アメリカ行きを想像するためお腹や胃が痛くなっていた日々も過ぎ、Xデーはやってきました。
出発の日、空港までの道のりはスムーズでした、が、ことに気づいたのはチェックインの時。
なぜか私のパスポートだけが機械で読み込めないので、スタッフに聞いてみると、なんと私の名前に不必要な「a」と「PHD」が付いているではないですか。
な、なんでや……
もうこれで終わったな。と脱力しながらもカウンターに連れて行かれ、スタッフが何やらテキパキ動いてくれてるのを他人事のように見ていると、
「では、この部分はあなたの名前ではないんですね?」
と聞かれ、
「はい…、主人がチケットを取ってくれたんで今まできづかなったけれど、PHDは私の名前に含まれてません」
というと、あーだこーだとしながら問題の部分だけを二重線で消して、その上にハンコを押してくれた。
「搭乗口でも確認されると思いますが、これで大丈夫です。」
信じられないことに乗せてもらえるらしい。
と安堵と喜びも束の間、これで何も問題なくサンフランシスコで乗り継ぎできるんだろうか。と不安は襲ってくる。
「ただでさえナーバスだっていうのに、やってくれるじゃないの💢」
と、即、主人に状況をメッセージ。
すると、すぐに、
「でも、乗れるんでしょう?大丈だよ、大丈夫💦」と返信がきた。
……
その大丈夫の根拠は一体どこからきてるんだい💢
立場が逆だったら、いったいあなたは何て言ってたでしょうね💢
と、そんなこともありながら飛行機に無事乗り込み14時間のフライトの始まり始まり。
機内の中では特にこれといって困ったことはなかったけれど、ANAやSQに慣れた私…覚悟していたけれど、United航空のやっぱりの塩対応にトーンダウン。
そして、廻りに座っている人達もなかなか厳しい。
主張しないと何も手に入らない。そんな感じだ…
更に、私がイヤホンをつけて映画を観ていたので音に気付かなかったのだが、息子はゲームの音がうるさいと斜め前のおじさんに注意されていた💦
観て、食べて、ちょっと飲んで、観て、観て、食べて、の繰り返し。
この旅の一番の山場は、乗り継ぎのサンフランシスコのイミグレーション。なので全く落ち着つけず、14時間のうち寝れたのは恐らく30分ほどのうたた寝のみ。
そしてショータイム…
サンフランシスコのイミグレーションは恐しく混んでいるのに、外国人用のカウンターが2、3個しか空いていないというずさんな状況…
私達の背後には軽く80人くらいはいたんじゃないだろうか…
家族の中で唯一アメリカンパスポートを持たない私は外国人レーンに並ばないといけなかったので、子供ら3人も一緒にひたすら外国人レーンで待って1時間。
その間、4歳くらいの子供を連れたアメリカ人と日本人のカップルがいたのだが、長い待ち時間に待ちかねて子供がもよおしてしまったらしく、
「え!?、ちょっと!!?、だめ!ここでやらないで!もう少し我慢できない!?、ちょっと!!、もう、どうしよう…、やめて〜!!!」
という叫び声が聞こえてきた。
その騒動にもちろんスタッフが駆けつけて、幸いにも奥様はグリーンカードを持っていたので、そのご家族はスタッフにエスコートをされてどこかに消えて行きました。
乗り継ぎに4時間あると余裕をこいていた私も心配になるくらいの混み具合💦、待ちに待った先の順番で当たったイミグレーションのカウンターの男性は意外にもとても親切な方でした。
そして、その状況を作るのに貢献してくれたのが11歳の息子。
息子は主人の様子をいつも見ているからか、その場その場での立ち回りが上手くなってきているように思えます。
飛行機の中でも(あのUnited航空で)フライトアテンダントから特別扱いを受けていた息子。
「実はスタッフの中で可愛い上にとても礼儀正しくて、有難うのお礼も毎回ちゃんとしてくれると話題になってましてね。」とビジネスクラスのケーキとフルーツをわざわざ息子だけに持って来てくれ振舞ってもらうという好待遇を受けていた息子。
で、イミグレーションカウンターでも、ナーバスになっている私を気遣ってくれていた息子は、自らカウンターの中のオフィサーに「Hello!」と挨拶を始め、聞かれた質問にも軽快に返していた。
その返答の中に「妹は初めてのアメリカ。パパは先にアメリカに来ていて、叔母のいるコロラドまでこれから乗り換えることこ。ママは一人で3人連れてこなくちゃいけなかったからパパに怒っていた。」など、キーポイントになることを含めて会話しているからなんとも頼もしい。
なので、オフィサーも、
◎あ、そうなの。妹は初めてのアメリカなんだね。
◎これから乗り換えがあるんだね。
◎デンバーの叔母さんたちと会って年末年始を過ごすんだね。
◎お父さんは先に仕事でアメリカ入りしてるからお母さん一人なんだね。
と状況を分かってくれて、今まで体験してきたたような「意地悪」な質問は一切なかったし、外国人は提示がマストなワクチン証明書も一度も出すことなく通過できた。
この優しさに触れられたお陰で、息を吹き返したように元気になった私達家族。その後の荷物の預け直しの際にも子供達のおかげかスタッフはにこやか対応で、その後のセキュリティー通過の際にも「おや、これは間違ったレーンに並んでしまったな」と焦ったが、強面のおばさんもしょうがないわね!と言った顔で通してくれた。ありがたい🙏
最悪のシチュエーションを想定して飛んだ今回のアメリカ・デンバーまでの道のりでしたが、特に大きな問題もなく割とスムーズにデンバー空港まで着いて、迎えに来てくれていた主人と荷物の回るターンテーブルでこれまたスムーズに再開できました。
よし、私の任務完了!
あとは、全くの役立たずに成り下がります。笑。
〜冬休みデンバー家族旅行Vol.2に続きます(たぶん)〜
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