事業概要｜ガイダンス
事業計画書を作成するために調べたところ、どうも冒頭は「事業概要」らしい。それじゃあ書きましょうと意気込んで、概要には何を書けばいいのかを調べたけれど、テンプレート的なものは無いし、なんだかあれもこれも書かなきゃいけない気になって途方に暮れたことがあるのは僕だけじゃないと信じたい。
だが僕はある「結論」を見つけ出し、事業概要には何を書くべきか一応の答えを導きだした。今日はその結論と、事業概要に書く項目をまとめようと思う。
もし今事業概要を書かなきゃいけないのに筆が進まないなら、僕なりの結論を参考にしてみてほしい。少しでもお役に立てるといいけれど。
このnoteの目的は「宇宙一楽しく事業計画書を作成するために必要な考え方や知識をシェアすること」です。比較的小規模な起業、創業に挑戦しようとしている人に役立ててもらえるような記事作りを目指します。
結論｜事業概要は自己紹介
「自己紹介するように事業概要を作る」
これが僕の結論。
学生の頃の春、入社したて、初めて取引先の担当者さんと会った時。
自己紹介した時の気持ちを思い出してほしい。
緊張しながらも自分の名前や休日の過ごし方、好きなこと、苦手なこと、など、「自分はどんな人間か」をざっくり知ってもらう手段が自己紹介だったはず。そこでさらに相手に好印象を与えられたらもう大成功だ。
事業概要も自己紹介のつもりで書けばいい。
どんな事業主で、どんな思いで、どんなビジネスを始めたいと考えているのかを、読んだ人に好感をもってもらえるように書き上げられれば、その概要は目標を達成している。
一般的に書くといいとされる事業概要の項目一覧がこちら。
個人事業主として立ち上げるか、法人として立ち上げるかで項目が若干変わるが、ここにあげた項目も一般例であり正解ではない。どの項目が必要か選んでいいし、付け足してもいい。
「自己紹介するように」事業概要を書いていけば、どんな項目が必要かが見えてくるはず。
ついでに考えておこう｜誰に自己紹介するのか
自己紹介が、相手の年齢や関係性によってバリエーションが生まれるように、事業計画書を誰に向けて作成するかによっても必要な項目や方向性が変わってくる。
■ 自分に向けて、事業全体を構築する/見つめるために
■ 融資担当者の方に、融資の相談をするために
■ 仲間に、これからどんな事業を行っていくのかを説明するために
■ 関係企業に、気持ちよく技術提供をしてもらうために
事業計画書の最初の項目である事業概要も、状況に合わせて変更する可能性があることは、頭にいれておきたい。
自分のために事業計画書作る必要ある？って思う人へ
個人的に「最初に自分のための事業計画書を作る」ことはおススメしたい。
「そんなの性に合わない」っていう人もいるし、実際起業するために事業計画書を書かなければいけないという法律はないので、書かずに創業した人がいることも知っている。だから強制はしない。できない。
だけど、相手に合わせてゼロから作るよりも、一つ「お手本」を仕上げておくつもりで自分のために計画書を作っておけば、あとはその都度書き直すだけ。
起業後に全力疾走するためにも、自分のために事業計画書を書く時間をとることは無駄ではないと思ってる。
ToDoリスト
ーーーインプットを行動につなげるためのお助けToDoリストーーー
■「これから自分は事業概要を作成するために、こんな項目を埋めていくんだなぁ」と思いながら「事業概要の一般的な項目一覧図」を見る。
今回の記事は、例えば事業概要というテキストがあるなら表紙、もしくは「はじめに」にあたる部分。事業概要とはどんなことが書いてあるものなのかを、ここでざっくり知っておくためのToDoリストになる。（個人的には黒い部分の流れがお気に入り。）
まとめ
「自己紹介のように事業概要を書けばいい。」
そう気づいてから、僕は肩の力が抜けた気がする。
大体「概要」という言葉が良くない気がする。
便利な言葉だし意味もわかってるんだけど、なんだか難しいことを書かなきゃいけない気になる。
変な印象に引っ張られずに、自分のためや見てもらう相手のために「わかりやすく」書くことを心がけたい。
いいなと思ったら応援しよう！
