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事業概要|所在地を決めるーアンケートから知るリアル所在地
現在「事業計画書」を書き上げるために、まずは事業概要からつぶしていこうとしているところ。
その事業概要には「所在地」、つまりお店、事務所や作業場所などの住所を書く。(個人情報が絡み他人に知られたくない人は別として)
確かにどんな職種でも働く場所は必要。お客さんから信頼して取引してもらうための材料の一つにもなり得る。
どこにしよう。どんな場所がいいだろう。
ちなみにみんなは働く場所をどうやって決めたのかな?
それが気になるのは国も同じようで、公的機関が起業家や本業以外に収入を得ている人を対象にアンケートを実施してくれた。
今回は「所在地を決める」導入編として、アンケート結果から起業家たちのリアルを知ろう。
このnoteの目的は「宇宙一楽しく事業計画書を作成するために必要な考え方や知識をシェアすること」です。比較的小規模な起業、創業に挑戦しようとしている人に役立ててもらえるような記事作りを目指します。
通勤時間0分!自宅開業の割合は?
今回参考にしたアンケートはこちら
「2023年度起業と起業意識に関する調査」
2024年1月18日
日本政策金融公庫 総合研究所
【ご了承ください】
上記のアンケートでは、自宅以外に職場がある人を「通勤時間に何分かかるか」ごとに集計されています。このnoteでは所在地を主に知りたいため「自宅か、通勤時間が発生するか」に着目してアンケート結果からグラフを作りました。
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【定義】
起業家:事業に充てる時間が1週間に35時間以上の人
パートタイム起業家:事業に充てる時間が1週間に35時間未満の人
自宅の一室、または自宅に併設しているという「通勤時間0分」勢が起業家で49.2%、パートタイム起業家で63.1%という結果に。
自宅で開業するメリット・デメリット
このアンケートから、働く場所を「自宅」に決めた人の中で
■ 積極的に「自宅」を選んだ
■ 環境や事情からやむを得ず「自宅」を選んだ
人がどの位の割合なのかはわからない。
でも、実際に自宅で働いている人はかなり多く思えたし、職種にもよるだろうけど、自宅で働くことができることは事実のようだ。
そうなると「自宅で働く」ことを選ぶ理由が気になる。そこで、メリットを考えてみた。
メリット
■ アイデアを形にする、作成するなど行動に即移せる
■ 事務所等を契約するより家賃や光熱費が浮く
■ 通勤時間を減らせる
■ 服装に気を使う時間とお金が浮く
■ 時間を自分の裁量で使える
■ 家族とすごしたり家事をこなす時間がとれる
メリットの恩恵を受けられる職種が限られるかもしれないが、それでも魅力的だ。
金銭面でのメリットも大きいが、やはり時間を自分の使いたいように配分できることが魅力的。通勤時間と身支度の時間が減れば、あれもできて、これもできて……って思う人は一人じゃないはず。
デメリット
いい面ばかり見ていると思わぬ落とし穴にはまりそうだから、しっかりデメリットがあるってことも頭に入れておきたい。
■ 仕事とプライベートの切替がしにくい
■ 自宅環境により来客対応が難しい場合もある
■ 自宅環境によりオンライン会議が難しい場合もある
■ 仕事環境を自宅に整える必要がある
確かに、スマホ見放題の環境下で仕事モードに自分を切り替えるのはちょっと大変かも。
来客対応やオンライン会議も職種により必要かどうか分かれるところ。必要だとしても、家の造りや介護、育児などの事情、生活リズムの違いなどにより環境を整えることが難しい人はいるんだろうな。
勇気をもらえた起業エピソード
ジェフ・ベゾスが自宅のガレージで「Amazon」を始めただとか、ウォルト・ディズニーがアパートの一室でアニメーション制作を始めたとか、他にも名だたる大企業の自宅創業エピソードはたくさんあり、どれも気持ちを奮い立たせてくれる。
だが、日本も負けてない。
2018年に創業し、世界から注目されている岩手の企業の創業エピソードからも勇気をもらおう。
ヘラルボニーのスタートは祖母の家を間借りするところから
先入観や常識に囚われず、福祉を起点に新たな文化をつくりだしていくことをミッションとして掲げる会社、ヘラルボニー。
創業者は双子起業家と名乗る松田 崇弥氏、松田 文登氏。
今や世界から注目を集める企業に。
そんな企業の創業はおばあちゃん家の間借りから。
近頃、実力を超えた過剰な賞賛を受けている。創業当初、家賃すら払えず、本社は祖母の家を間借りした。双子で夜行バスに飛び乗り、全国の福祉施設を訪ね歩いた。名刺を差し出しても、冷淡に扱われることが常だった。たった五年で状況は劇的に変わった。いつでもあの状況に戻れる、初心を忘れない。 pic.twitter.com/1Yw2npLvzJ
— 松田崇弥・文登【ヘラルボニー / HERALBONY|双子起業家】in 盛岡・東京・パリ (@heralbony_twins) September 25, 2024
自宅……いや身内宅か。今やJALと業務提携して機内アメニティや食器をデザインし、ヘラルボニーの地元岩手の老舗百貨店カワトクに旗艦店をオープンするなど活躍目覚ましいが、その起源はおばあちゃん家にあり、初心を思い出すための象徴にもなっているとは。
これはやむを得ず自宅(身内宅)を職場に選んだ例の一つだと思うけど、同じく自宅で創業しようとしている人や、上手くいかなくて落ち込んでいる人の希望になるエピソードだと思ってる。
まとめ
起業に限らず、どんなことでも「行動力が大事」と叫ばれる昨今。
そういう意味では自宅って最速で「行動」できる場所なんじゃないかな。
何より、自宅で働いている人達がこんなにいるって知れたことが嬉しい。
今回の導入編に続き、次回はこの「自宅で働く」ためにどんな準備が必要か、調べてみたいと思う。興味があったらまた遊びに来てね。
![](https://assets.st-note.com/img/1732785986-LXphGPdiw5EgIJNfHVnUyxkT.png?width=1200)
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![かみき まさや](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172912760/profile_87784b4e1b024b23ced06e01256f38ce.png?width=600&crop=1:1,smart)