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事業概要|商号・屋号を決める


このnoteは僕が空想起業を楽しむ中で学んだことを共有するものです。比較的小規模な起業、創業にチャレンジしようとしている人に役立てていただけるような記事作りを目指しています。



商号・屋号を決めよう。そうしよう。
かっこよくて、覚えやすくて、何度も言いたくなるような、そんな商号・屋号を決めよう。


でもいざ考え始めるとアレコレ浮かんでは「いや、違うな……」の繰り返し。


ここは本やネットから諸先輩方のアドバイスを参考にさせていただこう。


そもそも商号・屋号って何?っていうスタートから、押さえるべきポイントや注意点、あと商号・屋号に使われがちな言葉も集めたので、少しでもキミの悩んでいる時間を減らせればいいなと思ってる。


そもそも商号・屋号って何?

「そもそも」を知るなら根本から。
法律ではどう定義されているのかを調べてみた。

商号に関する法律

商法にはこう定義されていた。

(商号の選定)
第十一条 商人(会社及び外国会社を除く。以下この編において同じ。)は、その氏、氏名その他の名称をもってその商号とすることができる。

商法|e-Gov法令検索

つまり、個人事業主は自分の名前や、好きな言葉を商号にできる、ということだ。

会社法にはこう定義されていた。

(商号)
第六条 会社は、その名称を商号とする。

会社法|e-Gov法令検索

となると、会社名として付けた名前は「商号」として扱われるということ。

屋号に関する法律

残念ながら「屋号とは」を定義する条文はないらしい。
代わりにWikipediaを紹介しておく。由来などがわかっておもしろかった。


つまり、法律的に採用されている言葉が「商号」で、屋号に関しては「現代の商慣習的に、個人事業主の商号や店名のことを屋号と呼ぶ人もいる。」という程度らしい。

商号・屋号の決め手あれこれ


いよいよ自分の商号・屋号を決めよう。
付ける時にヒントになるような考え方やポイントをまとめたので、これが絶対ではないけど、参考にしてもらえると嬉しい。

押さえておいて損はないポイント

  • 覚えやすく、呼びやすい言葉で

  • 業種と合致していて

  • 聞いた人がどんな商売かイメージできて

  • ネガティブな言葉は避けて

注意点

  • 他の店と被らないか

  • 他の店だと誤解させないか

  • 他の種類の会社であると誤認されるおそれはないか

  • 商標登録されていないか


法人なら「株式会社、合名会社、合資会社、合同会社」を会社の種類に合わせてつけなきゃいけない。逆に個人事業主ならそれらをつけちゃいけない。誤解のもとになるので気を付けよう。


商標登録された名称は、登録した人(法人)が独占的に使える権利を持っている。好きだから、尊敬しているから、人気にあやかりたいから、といって同じ名前をつけると思わぬトラブルに発展することも。また、真似したつもりがなくても偶然同じ名前を付けてしまうことも考えられるので、一度商標登録されていないかを確認しておこう。


確認できる場所はここ↓↓

商号・屋号っぽさを出すテクニック


語尾につけるとそれっぽさ度がアップする言葉はこちら。
一般的なイメージも補足してみたけど、これも絶対ではないから、色々組み合わせて楽しんでみてほしい。


【ーー■パターン】

  • 店/屋( 最も一般的で、幅広い業種で使える)

  • 堂(古風で重厚感を感じさせたいなら)

  • 舎(人が集まる場所にしたいなら)

  • 館(建物に特徴があったり高級感をだすなら)

  • 庵(和風で落ち着いた雰囲気なら)

  • 家(経営側の一体感を出したいなら)

  • 園(公園や子供が楽しめる場所なら)

  • 室(専門的な知識や技術を扱う場所なら)

  • 亭(一芸に秀でている感じを出すなら)

  • 軒(美味しいものが食べられそうな感じを出すなら)

【業種別パターン】

  • 飲食店:料理店、割烹、食堂、軒、カフェ、バー、レストラン

  • 美容:美容室、サロン、クリニック、エステティックサロン

  • 小売:店、商店、マーケット

  • サービス:事務所、工房、スタジオ、サロン、塾、学院

  • その他:工場、研究所、ラボ、デザイン、ハウスなど

ToDoリスト

■ 何より自分が何度も名乗りたくなる商号・屋号をつける。


世の中にお店や企業はそれはもうたくさんあって、よそと被らない商号・屋号なんて思いつくの不可能じゃない?って思っちゃう。それでも自分が「○○屋です!」って名乗ってるところを想像すれば頑張れるかも。

まとめ


子供に付ける名前ほど悩むものもないけど、商号や屋号もそれなりに悩ませてくる。

これから一生つきあうかもしれない名前だ。

自分に改めて名前を付けるように、とことん悩んでやろう。

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かみき まさや
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