2024沢登りまとめ
総括
2024シーズンの沢登りは12回、15日で終了となった。
去年10日、一昨年8日だったので、日数ベースで言えば充実したシーズンと言えそう。ただ、今年は期待値も上がっていたので、もうちょっと行きたかったなぁという思いもある。
12回のうち、ソロ9回、パートナーと行ったのが3回。
ソロは去年解禁して初級の沢に2回行っただけだったのが、今シーズンは一気にソロメインとなり、泊まり3回は結果的にすべてソロ泊となった。
週末に連日晴天が見込める日がほとんどなく遠征はことごとく中止となり、行ったエリアは湯檜曽に1回、他は丹沢、奥多摩、奥秩父とほぼ近場となった。
ソロメインになったのは、そうしようと思っていたわけではなく、シーズン初めには仲間と一緒に行く予定がいくつかあったのだが、怪我だったり病気だったり日程が合わなかったり、前述の通り天気が悪かったりで流れてしまった。
印象に残った山行(沢泊)
沢泊は過去に一度だけしか行ったことがなかったので、今シーズンは基本沢泊で、ダメなら日帰り、という優先順位で考えた。
小室川谷
沢泊3回はすべて良かったが、遡行中は出だしで釣人に会った以外は誰とも会わず、深い山の中で一人きりになれた小室川谷が印象深い。自分が求めていた山行そのものであり、これが沢泊のスタンダードだと思っている。
下山時に大雨になり、林道から混濁した激流となった沢を見れたのもいい経験だった。
ユーシン沢付近(玄倉川上流)
その前に行った記念すべき初のソロでの泊まり沢は、泊まった場所がロッジの近くで遡行は荷物をデポしたり、これもずっとやりたいと思っていたハンモック泊をするなどお遊び要素もあったため、純粋な沢泊ではなかったかな。
ナルミズ沢
今年唯一の遠征となったナルミズ沢は、泊まりがどうこう以前に渓相の美しさに酔いしれた。人気沢ということで貸し切りとはいかなかったのと、少し雨が降ったこともあり薪が濡れていて火を起こすのに苦労したりという経験もした。
ソロ沢泊自体は今シーズンやりたいと思っていて、本当は沢泊慣れした人と1,2回行ってからのつもりだったけど、結局ソロのみとなった。3回しか行けなかったが、ソロ沢泊デビューシーズンとしては上々かな。
印象に残った山行(登攀、ゴルジュ)
西沢下棚
去年本棚を登ったので、いずれは登ろうと思っていた下棚。
そこまでこだわりがあったわけではないので、遠征に行ける天気だったら遠征に行って、こちらは登るつもりではなかったんだけど、登ってみるとやはり達成感は大きい。
マイモーズの悪場
奥多摩最難と言われるマイモーズの悪場。去年聖滝に行った流れで今年も仲間と行く予定だったが、仲間が怪我してしまったこともありこちらもソロで。
1回目は泊まりを中止にした翌日急遽行って、登れずに日を改めてもう一回。近場だとこういうのもできて良い。
こういう、ボルダーに行くノリで行ける沢登りも悪くない。とくに今年は(というか今後も?)天候が安定しなかったので、近場でゲレンデチックに遊べる場所があると使い勝手良さそう。
福士川ゴルジュ
シーズンの締めとなった福士川ゴルジュ。
少し前に存在を知り、アクセス・アプローチともに良いので日帰りに使えそうだなと温めていた。
自分が行った中では過去最難。ソロも考えてたけどソロでは登攀の難易度はともかく体力が持たない。このレベルに行くなら仲間は必要だと感じた一本。
印象に残った山行(その他)
勘七ノ沢~小草平ノ沢 遡下降
この山行に限らないが、今年は沢下降を積極的に行った。
下降はどう降りたら安全か、ロープを出すのか出さないのか、支点はどこで取るのか等遡行より考えることが多く、技術的にはいいトレーニングとなった。詰めから尾根を越えて源頭部を下るときのルーファイも楽しい。
涼しみながら降りれるので、丹沢の短い沢は下降も込だとより楽しめる。
来シーズンやりたいこと
来シーズンこそは東北遠征、関西方面への遠征へ行きたい。遠征は難易度は問わずゆるふわでいいからいろんな地域で違った渓相を楽しみたい。
そして、福士川クラスの登りごたえのあるゴルジュ中心の遡行も何本か行きたい。ソロで行きたい気持ちもあるけど、体力、時間的にかなり難易度は上がってしまうので、足並みの揃った数人で行きたいところ。
そして今年も出来なかったテンカラ。いや一応竿は出したんだけどね、釣れなかったw
ということで、来年は魚を釣って食べるのが目標。
Happy shower climbing!