藤原ひろのぶさんのお話会
11月上旬にキャリアコンサルタントの受験を終え、少し心に余裕が生まれてきた花恩です。
先日友人に藤原ひろのぶさんのお話会に誘われ、行って来ました。
ひろのぶさんは社会活動家として全国でお話会をしながら、アフリカの子ども達へ食料や教育の場を提供する活動をされています。
2018年出版の『買いものは投票なんだ』という本が有名です。
(ひろのぶさんについては、インスタで活動内容等が見れます↓)
お話会は初めて参加させてもらったんですが、ひろのぶさんの話は笑いを交えながら、社会課題や社会の仕組みを分かりやすく伝えてくれます。
一貫してるのは
「僕は、こう思う。あなたは?」
で、決して自分の意見を押し付けることなく私自身、色々と考えるきっかけを与えてもらいました。
ひろのぶさんが伝える〈人が陥りやすい状況〉
①思考停止
「みんながやってるから」
「そーゆーものだから」
「常識的に、普通そうでしょ」
といった感じで、周りの意見や同調圧力によって、自分の頭で考えることなく行動してしまうコト。
「みんながやってるから」
ではなく、
「私自身がやりたいかどうか」
「普通そうでしょ」
の前に、
「"普通"って何なのか」
自分の頭で考えて、動くコトが大事。
②二項対立
白か黒か、正義か悪かというグレーゾーンを持たない二極化した考えや結論を求めるコト。
正しいか間違っているかではなく、
「私はこう思う。
あなたはそう思うんだね」
と、お互いを認め合うコトが大事。
③拝金主義
何でもお金で換算したり、お金がもらえないならやらないというような考え方。
お金の価値(行動への対価)=自分の価値だと思い込む。
お金はあくまで生活するためや自分が挑戦するための"手段"であって、"目的"ではない。
ここを見誤ると、"お金に使われる"人生になる。
ひろのぶさんが〈みんなに伝えたいコト〉
①繋がりに気づく
貧困国の生活やそこで暮らしている人たちは、私たちとは遠い遠い世界の話なんかではなく、どんな形であれ"自分自身と必ず繋がっている"という事実に気づく。
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「日本の喫茶店向けに、1㎏27000円で取引されているコーヒー豆は、アフリカの現地の生産者にいくら支払われてると思いますか?」
お話会の中でこんな問いかけがありました。
日本とアフリカでは物価が違うだろうし、輸送費や人件費等たくさんかかっているだろうし。。。
1/10だと3000円弱。
いや、安すぎるかな?!
そんなコトを考えながら聞いていました。
答えは何と、8円‼️
あまりの安さにビックリしました。
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その他にも洋服や食べ物。
私たちが安くて良いものを買い求めるあまり、安い労働力による大量生産が促進され、働いても働いても貧困のループから抜け出せず飢えに苦しむ人たちがいるという事実。
この繋がりに、まずは気づくコト。
そして、その繋がりに気づいたら…
②分け合う
ひろのぶさんはアフリカの子ども達に、食料や教育の支援をされています。
毎日ご飯を食べられず、お腹を空かせている子ども達に食料支援をした時、ある子はもらった食事をきっちり半分残し
「残りは弟にあげます。」
またある子は、たっぷりとご馳走を盛ったお皿を、ひろのぶさんに
「先にどうぞ」
と、渡して来たそうです。
自分もめちゃくちゃお腹が空いてるにも関わらず、兄弟に分け与える心や相手を思いやる気持ち。
これらは、人が本来持ち合わせている力だと思います。
他にもたくさんお話して下さいましたが、全て事実をもとにしたお話。
構成は
「事実はこうです。
それを見て、僕はこう思いました。
あなたは...??」
です。
これを一貫して伝え続けているから、説得力があり、なおかつ強制せずに問題提起が出来ているんだなと思いました。
私がこれまでnoteに綴って来た娘の【不登校について】
この内容も、同じように"事実+私の想い"を書き続けていて、それを読んだ人がどう思うかは読んだ人自身に委ねています。
また、ひろのぶさんが伝えているコトは、
【疑問を持とう】
【正しいの反対は・・・?】
【コロナ戦争】
等と共通する内容もあり、ひろのぶさんの活動にも興味を持ちました。
貴重なきっかけをくれた友人に感謝です。