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ナンシー・K・シュロスバーグ(1929~)の理論

キャリア・デベロップメントは、転機の連続である。
(シュロスバーグ)

転機のプロセスを理解して、転機にうまく対処できるようになることに焦点をあてる。


1.イベントとノンイベント
~転機の際に変化する事柄~

・イベント:ある出来事が起こること
<EX.学校を入学/卒業する、仕事を始める/辞める、子どもが産まれる、親を亡くす、離婚する、事故に遭う等>
・ノンイベント:予期したことが起こらないこと
<EX.志望大学・就職先に入れない、結婚相手が見付からない、子どもが授からない、期待通りに昇進できない等>

出来事が起こっても起こらなくても、それが結果的に変化をもたらせば、その人に転機が起きたことになる

《転機の際に変化する事柄》
①役割:人生の役割のうち、どれかがなくなる、または大きく変化する。
②関係:大切な人との関係が、強まったり薄れたりする。
③日常生活:物事をいつ、どのように行うかが変化する。
④自分自身に対する見方:自己概念が影響を受ける。

転機が起こると調整が必要になり、この調整により本人が何かを失う場合はマイナス、何かを得る場合はプラスに感じる。
転機によるマイナスの影響を最小限に抑えられるように、転機に論理的に対処できることが大切。

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