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育児中のモヤモヤ⑤
これは私が専業主婦で、育児に奮闘していた頃の話。
一番しんどかったのは私がパートを始める前、娘3歳&息子1歳の頃です。
主人は仕事で朝が早く子ども達が起きる前に出勤、夜は子どもが寝てからしか帰って来ない。
週1回程度の休みにはよく子どもを連れて遊びに行ってくれましたし、実家は徒歩5分と近かったので頻繁に通っていて、その辺りはすごく恵まれた環境だったと思います。
でも、毎日子ども中心の生活を送るのは、とてもしんどかった。
私はどちらかと言うと自己肯定感は高い方だと思っています。
(自分で言っちゃう)
これまでの人生、何となく思うように進んで来れたし、多分運も良い方。
『だいたい思い描いた通りの、理想の人生歩んでるな~』
という感じです。
自分のコトに関しては。
そこに子どもの人生が乗っかって来た時、今までに感じたコトのない不安や恐怖に襲われます。
自分の人生は自分で決めて進んで行けるし、途中で軌道修正も出来る。
主人は大人だし、意思疎通しながら調整して行ける。
だけど、子ども達はそれに巻き込んで良いの?
『このまま私の人生に、この子達を巻き込んで良いのか』
そんな不安でした。
(別に特殊ではなく、ごく一般的な人生を歩んでます。)
この想いを抱えながら、ほぼ私と子ども3人で毎日を過ごすうちに、少しずつ、だけど確実に、私の心はすり減っていきました。
子ども達を大切に思えば思う程、母親として未熟すぎる自分が情けなくなります。
私じゃなければもっとのびのび育てられるんじゃないか、もっと立派な人生を歩ませられるんじゃないか。。。そんな想いばかりが募ります。
我が家には、当時のホームビデオがめちゃくちゃいっぱい残っています。
特にイベントやお出掛けではなく、本当に何気ない日常の風景。
着替えや3人での食事、娘が息子に離乳食をあげているところや、おもちゃが散乱する部屋で遊ぶ2人、それを片付けているところetc.
今観ると2人共ものすごく可愛くて、思わず顔がほころびます。
何時間でも観ていられるし、本当に残しておいて良かったと思うシーンばかり。
でもこの頃のビデオが多い理由は、
『可愛かったから』とか
『成長記録として残したいから』
というものではありません。
もちろん、何年か先に観るコトを考えていた訳でもありません。
単純に『私が今、この生活を直視出来なかったから』
・ビデオカメラというフィルターを通すコトによって、目の前の出来事を客観視出来る。
・撮影していると『後々残る』という意識が働く。
・それによって、鬼の形相や怒鳴り声を抑えられる。
それは目の前の出来事から、一旦距離を置くという選択でした。
当時は本当に必死で、これを冷静に考えて行動した訳ではありませんでしたが、今思えばそうでもしなければ私自身が危ういところまで行っていたのだと思います。
これだけ追い詰められた時期だからなのか、産後のホルモン等の影響か分かりませんが、当時の記憶は鮮明に思い出せます。
(だから【ずぼら父ちゃんのススメ】では、”3年嫁が絶対王政”を謳っています。)
エピソードは、まだまだたくさんあります。
また折に触れて残していこうと思いますが、このシリーズは一旦今日で終了。
読んで下さった皆さん、ありがとうございました。
少しでも何かを感じ取って頂けたり、共感してもらえたり、悩んでる人と接する時のヒントなんかになれば、とても嬉しいです❣
それでは、素敵なクリスマスを☆☆
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