AUROBOROTH(ウロボロス)
ウロボロス (ouroboros, uroboros) は、古代の象徴の1つで、己の尾を噛んで環となったヘビもしくは竜を図案化したもの。語源は、「尾を飲み込む(蛇)」の意の「古代ギリシア語: (δρακων)ουροβóρος」(〈ドラコーン・〉ウーロボロス)。 ※Wikipediaより引用
AUと略称される事になる自身が盟主を務めるクランの名称がAUROBOROTH(ウロボロス)だ。引用元を見れば明らかではあるが、本来であればOuroborosやUroborosが表記的には正しく、自身が血盟名称にしたそれは異質なものと言える。
ウロボロスは「死と再生」「不老不死」「永遠」「叡智」などを象徴し、これにあやかる形で血盟が長く存続するようにとの願いを込めて名前を引用しています。後は蛇特有の執念深さとかも考慮しています。
最後が「S」ではなく「TH」となっているのは「~th」で終わる事により、形容詞・動詞から抽象名詞を造る語尾としての活用で、これによって上記の象徴を司る者としての意味を持たせた感じですかね。簡単に言ってしまえば無理矢理な造語です。
先頭の「A」は一個体としてという感じで付けたのと、単純に名称順に並べた時上の方にきやすいからという狙いもあった様に思います。
かくしてAUROBOROTH(ウロボロス)という血盟名称は出来上がりました。
歴代の血盟エンブレム。一番最初は駄洒落もかねて某電話会社のAUロゴでたまに「卵」とか言われていたのを記憶しています。途中からは血盟名称に準じたエンブレムに変更しましたがもう少しパキっとしたエンブレムにはしたかったですね。個人的に血盟エンブレムは一種のブランドだと認識していて、リネ1だとシオナイトや限界素敵団、おじさんの黙殺など一目見てそこだと認識できるエンブレムは直ぐにどこのヤツか判別できるレベルだったのでそのレベルになりたいなぁとは思っていました。
俺がこやんどのエンブレムなんかは某掲示板であんぱんまんやらバイキンみたいに言われていて笑った記憶があります。(悪乗りして更にそう見えるように変更したりもしていましたね)
※一応エンブレムのベースとなった血盟旗(TOPのやつ)はエースコンバット3の同名組織のウロボロスマークをデザインベースにして描きました。
当時は自分と血盟員&同盟用にエンブレム一覧とかのリストも作っていたので旗見ればどこかっていうのは大体把握できていて、誰がどこの血盟からどこへ移ったのかも戦争参加者であれば凡そ把握できていました。
この観察眼的な特技と言えるかわからない微妙なスキルはリネージュ2でもそのまま活かせて、BOT等も含めた不正者の炙り出し作業にも生かされることとなりました。
さてそんな感じで命名されたAUROBOROTHですが、リネージュカノープスサーバーではそこまで珍しくはないものの、リネージュ2ジグハルトサーバーでは他の血盟とは若干変わった血盟規約を有する血盟でした。
大体の血盟規約は他の血盟と大して差はないでしょう。無差別PK/MPKの禁止やら可能な限り協調性持ってトラブルなくプレイしようみたいなアレです。
しかしながら当血盟の始まりはカノープスサーバーの戦争血盟として立ち上げたのでぶつかるべき問題にぶち当たります。
シリウスサーバーに比べれば比較的新しいカノープスサーバーでしたがここでも既に初期の戦争同盟(リネ2で言うところの連合)体が出来上がっておりました。知ってる人は知っているであろう「黙殺同盟」です。
修哉やToto、Yukimiや愚麗にMelchzedec率いる「おじさんの黙殺」、Tenteiが支配しKRプレイヤーであるGumsin02やRickyMartinらを擁する「Legend」、2軍3軍まで存在している「ポルナレフ軍団」、KRプレイヤー中心にTeoLeoやあれな人が在籍する「TopJ」、Hno率いる女エルフのセラフ(自分とは別人)がいる「酒のみたくない?」、他にもシリーズ何匹いるんだよって感じのRansシリーズがいた「Specialist」などが手を組んだ当時のサーバー最大規模の戦争同盟です。
彼らはKRメンバーからの知識や情報、プレイスタイルを受け入れボス独占、狩場独占、城独占を是とし、所有城に布告してきた相手をFPKするという「ALL KILL」宣言を行った事で悪名と共に有名な存在となっていました。
これらの力と脅迫による恐怖政治を敷く黙殺同盟からボス利権などのもつれから一部血盟が離反し、「反黙殺同盟」が決起され某日話せる島のグンター奥の広場にて決起集会が開かれました。
その中心人物の一人「シオナイト」を率いる「ヒリエッタ」と何の因果か偶然に交友を持った自分は上記の黙殺同盟のやり方に強い反感を持っていた事からヒリエッタに誘われる形で反黙殺同盟に参加する事となりました。
そこには「シオナイト」、★NORI★率いる「限界素敵団」、ガッツ隊長を擁しアクィナス率いる「Frontier」などメジャーどころが集まる中当時無名の自分もそこにまだ十分とは言えないクランメンバー全員で参加し、今後の行動指針などを話し合い、反黙殺同盟はその後Sunshineや俺がこやんど等の有力血盟も引き入れ拡大して行く事となります。
当時そこに星の降る街の星夜もいた気がしますが、彼は彼で別路線として行動していたように思います。また、結成当時のTopはリノアンだかバニッシュだったか忘れましたが、当該人物は税金の横領が著しく酷いレベルにあった為内部で訴追され追放され実質的なTopがヒリエッタになりました。
抗戦開始してから数回は女プリで参加していたのですが、やれる事も少なく戦力としても不十分な上PCスペックも悪かったため前線には立てず、自身がやれる事をするという行動指針の元、サブキャラで育成していた女エルフ「けるびな」で指揮エルフの真似事をし始め、以降戦争は「せらふぃ~」ではなく「けるびな」で参戦する事が殆どになりました。
また戦争時は主力血盟へと一時移籍するので「AUROBOROTH」の名前は歴史の陰に長く隠れたままで「ALL KILL」の洗礼も殆ど遭う事がありませんでした。――まぁ自身はボス行くことほぼなかったしね……。
話がやや脱線しましたが、そういった事情もあって”無差別のPK/MPKはしない”のは前提として、最低限自身の身を守る行動はとる必要性がある為に”正当な理由がある場合のPK/MPKは禁止しない”という追加条項が付け加えられる事となりました。
この為リネージュ2においてはスポ戦鯖と形容されたジグハルトサーバーにおいても、他の血盟とは違って喧嘩を吹っ掛けられれば相手が謝罪するまで襲撃する攻撃性の高い血盟として要注意みたいな警告がされてたような記憶があります。とは言っても筋を通すところであれば此方も礼節を持って対応していたはずなのですが噂に背びれ尾びれがついていって悪名が更に悪名を呼ぶという感じになっていった気がします。別にどうでもいいんだけど。
そういった事情を知らないバカがケンカを売ってきた挙句此方からALL KILL宣言をしてフランツサーバーに逃げたドクズもいましたが、それについてはまた別途新しい記事にでもしようかと思います。
それでは今回はこの辺で。
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