1万kmでディスクパッド2回交換
弊社ユーザーが、自分の過失100%の追突事故を起こした。
相手車両は対物で修理し、自分の車は自分の車両保険で修理したのだが、この事故修理後から「ブレーキ・パッドの減りが早くなった」とクレームを受けている、という相談が事業者から舞い込んだ。
これだけ聞くと何の話しかわからない。
事故後、約10000kmの走行でブレーキ・パッドを二度交換し、キャリパー・シールキットも交換した(もちろん、異常などなかった)らしい。
「事故前までは何万kmも何の問題もなく使えていたブレーキ・パッドが、弊社で事故修理をしてからこのように減りが早くなった」という苦情だ。
しかし、ブレーキのシステムには何ら問題ない。
ブレーキのディスクパッドがかなり焼けているので、おそらく追突をしたユーザーが、事故のトラウマからブレーキ・ペダルに足を置いたまま走行しているものと思われる。(予想だが)
その焼けたパッドを見せながら「ペダルに足を置いていないか?」と聞いてもみた。
すると「年寄扱いしてバカにするな!」と烈火のごとく怒られた。
こういった客にはどういった対応をすればいいのか他社がどうしているのかアドバイスが欲しい、と。
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整備事業者からの相談 ①
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車の故障・トラブルには強いけど、販売、経理、保険等、修理以外のことはちょっと苦手なのが自動車整備士。様々な実例を知り、予防策を構築してくだ…
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