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#4. 馬との出会い
いまから4年前、娘が4歳だったころ、沖縄県南城市百名にある義理の叔父の土地で草刈りをしていた。「AOZORA ガーデン」のはじまりの地である。
何十年も放置されたまま、今後も使用する予定はないということで、娘が遊べる環境を作ろうと、手入れをしていたところ、真さんと出会った。
真さんは、近くにある牧場のオーナーで、オールフリースタイル(ハミなし、鞍なし)で裸馬に乗っている情熱の塊のようなひとである。
真さんに誘われて裸馬に乗る機会を得た。馬に興味などなかったが、乗ってみると、面白かった。
内ももで馬の背中を捉え、たてがみを握る。馬の動きに合わせないと、簡単にバランスを崩す。何度か落馬するうちに、要領を得た。
2度目の乗馬で、外乗に連れ出された。ビーチへの坂道をトロットで下った。尻がポンポンポンと跳ね、ずり落ちそうになる。どうにか馬をコントロールしようとするが、早々にあきらめ、怪我を覚悟して、馬に身を委ねた。すると、恐怖心から解放された。雑念が払われ、「いまここ」に引き戻された気がした。身体をなでる風が心地よかった。
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真さんと交流を重ねるうちに、牧場を手伝うようになり、2頭の馬主になった。
その後、牧場の活動を通して、良縁に恵まれることになる。振り返ってみると、真さんと馬との出会いが人生の転機になっているように思う。
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