なぜ福岡で正社員販売員だった私が東京でフリーランス販売員になったのか。

こんにちは。
東京のアパレル業界で働くフリーランス販売員keikoと申します。

現在、キャリアについて考える #キャリアの保険 というオンラインサロンへ参加させていただいているのですがこの記事から、こちらへ参加することになったきっかけや福岡のセレクトショップで正社員でイチ販売員だった私が、なぜ今東京でフリーランス販売員として働くことになったのか、をこれから毎週火曜日に書いていこうと思います。

お前誰やねん！ということでまずは自己紹介からいきますね。

●お洋服を好きになったきっかけ

私が販売員になる前、お洋服を好きになったきっかけはやはり家族の存在が一番大きいのかなと思います。
私が生まれる前、父親がオーダースーツの小さな店舗を経営しており（その後閉店）、母親は学生時代に洋裁の学校を卒業し、お洋服が身近にあったこと。

姉兄がお洋服好きで私が小学生の頃からお下がりで姉兄のお洋服を着ていたこと（たまに勝手に姉兄の新作を先に着て怒られるという末っ子あるある）

そんな生まれた時からすでにお洋服に囲まれていた環境で育ち、お洋服を選ぶ、ということが当たり前だったのが大きいのだと思います。

それから中学、高校とお洋服が好き同士が自然にお友達になり、お出かけする時は（田舎なのでお出かけといっても駅前の小さな本屋さんとか百貨店はなく小さなSCのようなところ）お友達と何を着ていくかを前日に話すだけでまずは楽しむスタイル。

裕福では決してなく、両親共働きだった家庭で、姉も中学生からアルバイトをしてたので必然的に私も高校生になってからすぐアルバイトを始め、平日は学校終わりに終礼が鳴るのと同時に教室を飛び出し（朝はギリギリ登校）同じクラスで同じバイト先の親友とダッシュで電車に飛び乗り、早めに準備、土日と夏休みはフル勤務。学生だろうがその日任せられた仕事は手を抜かず全力真面目にやるタイプでした。学校へは体調が少し悪いと、すったくして（福岡弁でズルをするという意味）休むけど、バイトは絶対休まない！笑。そこでガッツリ稼ぎ、貯めたお金で自動車学校、学食、お小遣いにし、残った分を全部お洋服買う！3年間。バイトに遊びにと寝不足でも全然平気だったのはやっぱり若さしかないよね。

そして卒業する頃（その当時はネットがそんなに普及してない時代なのでとにかく情報が少なく選択肢を見つけられない）夢を持つこともなく卒業する直前まで就職先は決まらず、特に行きたい会社を見つけることができなかった当時。商業高校だったので、全員就職先か進学先を決めてからでないと卒業できない空気感に焦っていました。

なんとかギリギリで決めて卒業したもののやりたいこともみつけられなかったのに、やりたいことではなかったというあさはかな考えで、会社で日々過ごすことに耐えられず1年で退職しました。
次に何もやりたいことがみつけられないまま仕事だけを探していたある日、接客が好きということで姉が紹介してくれたのが接客と同じく昔から大好きなお洋服を扱う「アパレルショップ」

それが福岡での販売員人生スタートとなりました。
そこではアルバイトからスタートしたのですが、その当時の店長やパートさんがみんな優しくて楽しい人ばかり。
お洋服が好きというだけでアパレル販売のことは何も知らない私に丁寧に教えてくださいました。

今思えば店長や他のスタッフさんも皆さんイチから教えてくれる、というよりは「わからないことは小さなことでも何でも聞いていいよ」というスタンスでいらしたのでわからないことがあれば都度聞き、毎日ひとつひとつ覚えていく感じ。
（本当になんでも聞いていた笑）それが結果焦らずゆっくり覚えていけて私には良かったのだと思います。

●お客様＝ファン

ボーイッシュで明るくお話しが面白くてパンツスタイルがお似合いの憧れの店長。
まるで宝塚の男役のような雰囲気で、お客様は店長のファンの方が多く側で見ていると
「お洋服を選ぶ」というよりは
「店長に選んでもらう」ことがお客様の喜びのようでした。
（そういえば熱烈ファンのお客様が毎日お弁当を手作りして持って来られるということもあった！）

当時店長は全店の中で売上もトップ、バイヤーもVMDもされていました。
そんな方と毎日一緒に働き、お人柄も良くお仕事もできて尊敬する人がすぐ側にいる環境。
まずは店長の接客を見て、真似をしよう！と思い毎日少しずつ実践し、自分の接客スタイルを作っていきました。

●販売員である私の原点

最初の頃は「いらっしゃいませ」も蚊の鳴くような小さな声でしか言えなくて、表情も強張っていたある日。
店長がフォローしてくれ初めてワンピースを接客して売れた時、店長が「良かったね！」と一緒に喜んで褒めてくださり、飛び上がるほど嬉しかったあの日。
そのお客様とお買い上げくださったワンピースのことは20年経った今でも覚えている私の原点です。

そんなアルバイトからスタートした私のアパレル人生。
その後はチーフ→店長、そしてバイヤーと色んな経験をさせていただくことになるのですが、そのお話しはまた次回に。

福岡から東京へ行くまでのお話しはまだまだ続きます。
だって20年分ですから！！笑

それではまた来週もお付き合いください。

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