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メシ、カネ、ババア

わたしの息子は563gで生まれ
生死の境を彷徨い、半年間入院しました。

 

生まれて3日目くらい↓

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おかげさまで現在は
体はいたって健康で
元気に大きくなっていますが
”知的な遅れ”があり、特別支援学校に通っています。

入院期間中は、死ぬかもしれない、
生きれても脳に障害が残って寝たきりかもしれない、
目が見えないかもしれない、
歩けないかもしれない、と

たくさんの”かもしれない”を
ほぼほぼ吹き飛ばして、
元気に学校に通っています。


入院していたころは
ただただ生きていてくれれば
障害が残ろうが何でもいいと思ったはずなのに

人と言うのは欲深いもので、
元気に育ったら育ったで
もっと、もっとと思ってしまう。

↓全集中 と書きたかった模様・・・

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先日あったできごと。

息子
「ママ、ぎょうざ。はみがき」

わたし
「・・・?」

息子
「とれた」

わたし
「ぎょうざのニラがはさまったけど
歯磨きしたら取れたよ、ってこと?」

息子
こくこくと頷く

わたし
「・・・そしたらそう言わないと
わからんでしょ!
もう1回言ってごらん!!」

息子
「えーっと、ぎょうざが口にはいってー・・・」

わたし
「ぎょうざが口に入ったんじゃないでしょ!!
ぎょうざのニラが歯に挟まったんでしょ!!!」

息子
「ぎょうざが歯にはまって・・・」

わたし
「ぎょうざのニラでしょ!!!!!」

なんでこんなことすらできないんだろう。
何ができないんだろう?
何がわからないんだろう?

こんなんで、この子は大丈夫なんだろうか。

そんな悲しみが源の怒りを
息子にぶちまけながら学校へ送って行き、
小さな罪悪感と共に
ちえのわのちーちゃん先生に相談。

ちーちゃん先生は笑いながら

「正しい日本語を話させたいって
あきちゃんの気持ちはわからんでもないけど
彼はそれが必要なのかなぁ?

必要ないことを習得しなければ!
って思えないよね。

だってさ、中学生男子なんて

”メシ、カネ、ババア”

のカタコトだけで十分生活しとるよ(笑)」

確かに!

カタコトでも
彼のまわりにの優しい大人たちが
彼の言いたいことを解釈してくれ
彼は今日も元気に過ごしている。

カタコトだと困るのはこのわたしで
なぜカタコトだと困るかというと

彼が自立した大人になってほしいから。

そしてなぜ自立した
大人になってほしいかというと
わたしが心配だから。

つまり

わたしに心配させるなよ!!

という怒りをぶつけているということ。

いっつもいっつも
ここに還ってきてしまうんだけど
ほんと、自分勝手だよね、わたし。
ごめん。反省してる。

でも多分、また怒るけど
それも愛だと思って受け止めてくれい。
(↑勝手)



サポートいただいたお金は息子とのデートに使わせていただきます。 彼はチョコレートが好きなのでチョコレートケーキとジュースが飲める お金をください♡あ、わたしのコーヒー代も!笑