足ないよ~
今日、息子の就学前診断(小学校入学前の健康診断)へ行きました。
ここまでこれてることにも感謝です。
体育館へ行き、1か所でやるからそこまでの規模ではないと勝手に予想。
「まず4階で聴力検査をお願いします。」
「・・・・・」→え・・・・
そんな会場多数だったとは思わず、車いすで行こうとしてなくて良かった。
息子と同じ保育園のお友だちもたくさんいて、「息子くん」と名前をたくさん呼んでくれて照れ隠しでそっけない息子でした。
「息子くーん」の次に「足がなーい」と言われる父であります。
そこから「なんで?」「いつ?」とか「かわいそう」という声もいただきました。
これは子どもたちの「素直な疑問」とゆうきは捉えて、何回でも聞かれたことに答えます。
※会場が各階にあったので、それどころではなく体力の心配が最優先でした
もちろん、疑問を持ってくれて目にとまる身体をしているので、そこは突っぱねることは一切いたしません。
片足9年目になり、勝手に「有名人」と変換して目立ってると思ってる。
ゆうきは楽観的に思うことができていますが、何回も言いますが、捉え方は人それぞれなので、しんどいと思うようであれば、また対応を考えることをお勧めします。
「片足がない父親」「車いすに乗る父親」というのは、子供たちからしたら紛れもない「事実」です。
11歳の長女ですらケガ当時2歳で、2本足だったことをはっきり覚えているのかも、あやふやなところです。
息子は生まれた時から父親は「片足」というのが当たり前であり、「パパは足1本しかない」と言い張るくらい、それが当たり前になっている。
息子のクラスメイトも「息子くんのお父さんは足がない」と覚えるであろうし、この先も「なんで足がないの?」とか同じことをたくさん聞いてくるでしょう。※子供あるある
それで覚えてくれるなら御の字
こういうお父さんもいるんだ
とか覚えてくれて、片足切断を身近なものに感じてくれるならもっと嬉しいなと思う。
他にも、凝視したり繰り返し見たりもあり、それだけまだまだ見慣れないものなのだと、改めて感じました。
多様性と言われる今の世の中で、ほんとうに身体障がいも精神障がいも、いろんな困っている人もすべて、助け合いながらそれを気兼ねなくできる世の中になればいいと思う。
そのいろんな形を強く感じた1日であった。