思いは消えない
治療を何より耐えた、どんなことも我慢して入院を耐えた
なにより頑張ったのにお空へ行ってしまった我が子。
現実を受け止めきれない家族はどうしたらいいのか。
自分の命よりも大切な子を亡くし、悲しいよりもこの先どうしたらいいのかなにをしたらいいのかわからない。日常をこなさないといけない・時間は待ってはくれない、そんな中でも自分も生きないといけない。
我が子のことを忘れたくない、何かしたらその子のことを忘れてしまうかもしれない・・・
残された家族も放心状態・もぬけの殻状態です。
後を追いたい・会いたい・肌に触れたい
これをが先走ってしまうとほんとうに子と同じお空に行ってしまう。
当事者であった子のケアはもちろん、その家族のアフターケアも同様にしないと残された家族の時間はとまったままです。
どうしたらいい、なにをしたらいい
当たり前のことすらままならない状態から1日が始まります。
我が子の姿がなくても忘れることはできない。
思いは消えないしなくならない。
我が子への気持ちは一生消えることはありません。
残されたご家族の皆さんはどれだけ時間がかかってもかまいません。
どれだけかかっても、足取りが遅くても、失敗ばかりでもいいです。
食べて・寝て・朝起きて繰り返してまた明日がくること
それができたらなにも必要ありません。
まずそこができるようになれれば次ということかなと思います。
お空から残された家族のことを見守っています。
「大丈夫よ。ここにいるよ」
生きて自分の生活をしてくれることが何よりの「姿勢」を見せてくれていることになります。
とても辛くかける言葉もみつからない状態で、自分もどう接していいか全く分からない状態ですが、この行動・言葉・背中が気持ちを落ち着けられて、前を向いてくれるきっかけになれれば御の字です。
頑張りながら頑張らないでください