いい無視とそうでない無視
「無視」されると嫌で仕方ありません。
人と違う容姿だから、自分に合わないから、そういった理由で無視は人として許されることではありません。
しかし、場面において「無視」ということができる場面があります。
障がい・人と違う姿かたち・その人が気にしていることなどを無視する
これらは「いい無視」に分類されます。
いい無視というのは、特徴のあることへ触れずにその人の「中身」をみてその人とコミュニケーションを取るときに使用します。
健常者も障がい者の方もどうしても特徴があればそっちに目が行き、先入観が働きその人の「中身」「本心」と会話ができないと思います。
これは自分も含め、切断で片足がない姿・息子の抗がん剤の副作用で髪が抜けた姿は外に出るとどうしても目立つ姿になります。
初めてお声掛けいただいたり、見かけたりすることがありましたら普通にお話いただけると大変うれしいです。
執拗に見た目を強調したり、𠮟責することだけは絶対にしないでください。
そういった場面で使うのが「いい無視」となります。
こちらからお話するまでは、なにもなかったかのようにしてください。
ゆうきのように最初からウェルカムな方から、聞かれたくない・触れてほしくない人もいます。
その先も長いお付き合いになっていき、なにも隠さないでいられる関係になれば一番いいかと思います。
その時、すれ違いだけの関わりであっても、人としての社会としてのマナーを守って過ごすことがお互いにとって、一番いいと思います。
何でこういうことを発信するかというと、切断でリハビリ病院を退院して間もないころに、小さい子ども3人組に
「足がない」
「気持ち悪い」
「え!!あっち行こう」
なんて小さい子どもがいったことではありますが、こんな体験がありました。
こういう発言は当時は言い返すことはありませんが、内心はムっときたりいちいち反応している時期でした。
五体満足が当たり前と思っているし、歩くのが当たり前という概念があるから、見慣れないあるものがないだけでそんな発言が生まれるんだと思います
今は24時間テレビで障がいのある方の特集やチャレンジが見れます。
美化した番組や感動作をつくっているなど言われていますが、
障がい持っている人って少なくない
障がいの種類ってこんなにあるの
って知ってもらえる数少ない手段が24時間テレビだと思います。
いつか障がいのあるアナウンサー、ハンデのあるリポーター、義足のディレクターなど・・・一番テレビに映る機会のあるところに当たり前に映れる日がきたら今以上に垣根のない世界があると断言できます。