見出し画像

「どれが」じゃなく「みんな」

ゆうきが事故で片足切断の身体障がい者
息子(5歳)が小児がん(神経芽腫)でがんサバイバー

それぞれ大手術に長期入院を経験しています。
「どっちがきついか」と聞かれたらこう答える。

どっちもキツイし!!

それぞれの治療でキツイ・嫌だというのがある。

ゆうきの切断
交通事故でトラックにペシャンコ
右足だけ即死状態で皮一枚つながったが感染症で股関節離断
※自分の意思に関係なく切断です

息子の小児がん治療
いきなり先の見えない長期入院で家族バラバラ
まだ3歳にもかかわらず抗がん剤に検査の嵐
生死が常に付きまとい心身崩壊
付き添いで親子どころか家族ごと疲弊する

この2つ文字を見るだけで怖いと思える内容ではないか?

体の一部がなくなる、3歳で訳の分からないところに住まないといけない
親は衣食住がまともじゃない付き添いで疲弊し、家にも帰れない。

もう一回言うけど

どっちもきついし、嫌よ!!

経験したことがある人じゃないとわからないし、だったら経験するか?と言えば、二度としたくないし、経験しなくていいものです。

・足が片方あってよかったね
・手術しなくてよかったね
・傷が小さくてよかった

これがね

・片足→「うわ・・」とか見た目で判断される
・手術なし=よかった・楽では全くない
・傷の大小→治療が簡単でもない

こんな感じでそれぞれに苦労やそれまでに起きたことが違う。
付き添いでも、入院が長い・短いでもしんどい。

だから「お互いに大変よね」って声かけ出来たらベストかと。

共通していることと言えば「そこ」。大変な目にあったこと

大小や長い短いで判断して、自分を優位に見せても悲しいだけ。

もし同じように入院や治療で苦しんでいる人がいたら、「大丈夫?」と優しい声掛けで、助け舟になってあげてほしい。

そして、家族も入院してるときは、気持ちは全く落ち着かないし、いつ帰れるだろうかとか、心配が尽きない。

兄弟姉妹がいたら、「いつみんな揃うのか」気になって仕方ない。
その家に残るお子さんも家族のみんなケアしないと、長期入院などには向かえないし、戦えない。

それぞれに対して「大変」を共有して、みんなで支え合えるように行こう。

いいなと思ったら応援しよう!