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同じようで同じじゃない
息子は小児がん以外で過去に2回入院しています。
①生後3ヶ月と半年のときに気管支喘息の悪化
※どちらも10日間の入院を予め言われました
②小児がん(神経芽腫)で約1年半の入院
①②で同じ入院でも何が違うか感じたことをまとめます。
①の場合
・入院期間の目安がおおよその日にちを言われた
・入院先が家からかなり近い
・県外ではないし面会も可能(大人のみ)
・付き添いの食事は届けてもらえた
②の場合
・入院の目安は言われたけど長期(当時期間は言われなかった)
・入院先が遠方(高速使って1時間以上)
・県外のうえコロナ渦で面会不可(付き添い以外病棟へも禁止)
・付き添いの食事は自己調達(届けれる距離じゃない)
同じ付き添い入院でも全くの別物でした。
①は②に比べて、入院期間もかなり短い。
長期入院を経験して、風邪の悪化などの10日程度の入院は、言い方に語弊があるかもしれませんが・・・・
お泊まりみたいだった
👆これは正直な感覚でした。
その理由は下記のようになる
・喘息症状が改善されたら退院できる(事前に入院期間を告知)
・治療のプランが確立・深刻な状況ではなかった
・コロナ渦でもないので基本的なマナー以外縛りなし
②小児がん入院を経験
・入院が拷問でしかない
・ほんとうに刑務所に入っている感覚になる
・いつ帰れるかわからない
・明日生きてるかすら不明
ほんとうなら②の長期入院・生きるか死ぬかわからないような入院はあってはならないことです。
でもそれをしないと生きられない子たちがいます。
①で初めて付き添い入院した際は、10日くらいでも普段の生活と別世界になり、とても苦痛でした。
密室で子どもと2人きりは当時の自分も長期入院したときの感覚だったはず
どっちが楽でとかはありません。
数字で見たら入院期間が短いから「楽」とか「病院なら安心」とかも言われがちです。
どっちもしんどいです!!
各家庭で生活状況も家族構成も全然違う中で入院されている。
付き添いもどちらか一方に偏ることもあったり、初めてのお子さんが入院するとなったらなお更数日の入院でも大ダメージです。
両方(短期も長期も)やってわかったこと
短い=楽ではない
病院へ入院するということは、命に関わる
日常生活が180度かわる
だからしんどいんだと自分は思います。
今となっては、風邪など拗らせて入院が必要となったときは、「集中して治療できるから入院も考える」というのも頭の一部に置いています。
わざわざ入院させるの?とかまた言われるかもしれません。
・ダラダラ家で中途半端で悪化してひどくしたくない
・薬を飲ませるのが結構苦痛(薬とわかったらもう通せんぼ)
・入院は衛生管理ができて家より回復が早いと思う
この考えがあるので入院もありだと考えます。
その分課題も多い
・誰が(どっちが)付き添いをするのか
・姉(11歳)のフォローをどこまでできるか
・その間の収入面のカバーができるか
これがクリアもしくは見通しが立てれたらありです。
これは両方経験して自分なりの考えであり、すべてには当てはまらないと思っていただきたいです。
「入院」は人生を激変させてしまうものです。
本来なら出産の入院以外はなくていいものかもしれない。
それだけまだまだ苦しい思いをされてるご家族が多くいます。
病院は本来「治す場所」であり、長居するところではありません。
すべての方の治療がうまくいき、日常が戻ってきますように