「スマート」英語の本来の意味はちょっと予想がつかなかった
「スマート」という言葉の意味を聞かれたら、まずほとんどの人は、「姿や形がすらりと引き締まって格好が良い」という内容を思い浮かべると思います。
実際、その意味は間違っていないのですが、英語の「スマート」に"細い"といったような意味はないそうです。
「スマート」の語源は、ゲルマン語を起源とする古英語の「スメオルタン」です。
この言葉の意味は、「肉体的な痛み」です。
かなり古い時代から使われていた「スマート」は、今使われている意味のような良いイメージのものではなかったのです。
それが17世紀頃には「賢い」
18世紀頃には「おしゃれ」という意味で使われるようになりました。
日本においては、明治の終わり~大正に「気がきいていて手際が良い」とか、「垢ぬけしている」というような意味で文献に登場しています。
そして昭和の初めになって、やっと今の"細い"というような「姿や形がすらりと引き締まって格好が良い」という意味でも使われ始めました。
最初はは、あまり良い意味の言葉ではなかったのに、いい意味に変わるってことはよくあります。
林先生は「やばい」という言葉もそうですとあげていました。
https://kenbunroku-net.com/kotoba-20211004/