日本三百名山 神奈川県の大山の別名が「雨降山」と呼ばれる理由
神奈川県伊勢原市、秦野市、厚木市の市境にある大山は、神奈川県有数の観光地で日本三百名山や関東百名山のひとつです。
その「大山」の別名は、「雨降（あふ）り山」ともいわれ、大山は雨乞いの神ともされ、農民の信仰を集めたそうです。
名前の由来は諸説ありますが、その中で江戸時代の書物「新編相模国風土記稿」には、「大山の頂上には常に雲がかかっていて、人里に雨が降らないときでも、山中は雨模様だったことから、その名前が付けられたのではないか」と書かれています。
気象学的に、大山の麓にある相模湾からの上がる水蒸気で雨雲ができて、雨が降ることが多く、そこから雨降山といわれているようです。