「さば雲」が現れると天気は下り坂のサイン さば雲、いわし雲、うろこ雲の区別がつかないけど
小さなまだら状をなして集まり列をつくって並んでみえる「さば雲」は、上層雲の一種で,巻積雲の俗称です。
ほぼ年中見られますが、あたたかな空気と冷たい空気の境にできる、いわゆる前線のケースでよく見られます。
季節的には、秋は空が澄みわたり上空まで見通しがきくようになり、より見やすくなります。
そんな秋に多く見られることから、「さば雲」は秋の季語になっています。
「さば雲」ととてもよく似た雲に「いわし雲」「うろこ雲」「ひつじ雲」があります。
最初はなかなか見分けがつきにくいかもしれませんが、どちらの雲も天気が下り坂のサインです。
「さば雲」が見られると、だいたい1日から2日後、低気圧や前線がやってきて、雨が降りやすいと言われます。
「うろこ雲」には、「うろこ雲(いわし雲)が出たら3日のうちに雨」というお天気の言い伝えがあります。
また、「ひつじ雲が出ると翌日雨」と言われ、こうした変化は、特に春や秋に見られやすいと言われています。