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「開いた口が塞がらない」意外な意味
きのう1月19日は、「いいくち」の語呂合わせで「いいくちの日」です。
ところで、口を使ったことわざや慣用句はたくさんあります。
・「鶏口牛後」(鶏口となるも牛後となるなかれ)
・「良薬は口に苦し」
・「口は禍の元」
・「開いた口が塞がらない」
そんな中で、「開いた口が塞がらない」という言葉の意味をご存知ですか?
一般的には、あきれてものが言えないという、口をポカンと開けているのを思い浮かべると思いますが、以前は別の意味でよく使われていたのです。
言葉には、元々は良い悪い両方の意味で使われていた言葉があります。
そして、時間の経過とともに、悪い意味でしか使われなくなったりとすることも多いようです。
その中の1つが、「開いた口が塞がらない」
現在は、あきれてものが言えないという、どちらかと言えば悪い意味で使われていますが、これが以前はいい意味で使われていた言葉なのです。
それが、うっとりしている状態という意味です。
例えば、とても嬉しいプレゼントを突然もらった時に、「えっ?」というような感じで口をポカンと開けるような感じでしょうか?
あまりにもその素敵なプレゼントを目の前にうっとりしているときに使われていたようです。
今ではちょっと想像できない良い意味で使われていた言葉です。