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数少ない日本原産の野菜「ミツバ」。その栽培法と食べ方は江戸時代に記録されていた

日本原産の野菜は意外に少なく、20種類ほどだそうです。
「ミツバ」は、数少ない日本原産野菜のひとつで、鍋物にもよく使われるのでこれからの季節よく目にする野菜です。
独特な香りとかわいい見た目。ミツバをお吸い物や茶碗蒸しにのせるとぐっと高級感が出ますから重宝します。

「ミツバ」は1本の茎に3枚の葉が付くことから、この名前になりました。
日本各地の山野に自生しており、野生の三つ葉は昔から食べられていました。

日本では、室町時代の農書「清良記」に、正月に食される野菜として「三つ葉芹」の名前で記されたのが最初です。

 

ミツバ栽培の起源は明らかではありませんが、江戸時代の「農業全書」(1697年)では、その栽培法や簡単な食べ方が記されています。
そこには「セリと同じで、木陰の湿った土地で畦を作った場所だとなお良い」と書かれています。

ちなみに、魚や鳥の煮物に添えると特に美味しいということも書かれています。




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