【コラム】『トイ・ストーリー』の面白さを、構造化して考えてみた
脚本スクールに通いはじめて約1年、物語術を知識として勉強するようになり、映画やドラマを観る視点も変わってきました。
具体的には、ストーリーを構造で捉えて、「この映画が面白い理由(あるいはつまらない理由)」を論理で考えようと試みる習慣がついてきました。
まだまだ粗い分析ですが、それでも過去観た映画なんかを改めて今観てみると、「なるほどそういう仕組みだったか」と新たに気づくことも増えた。
そんな中、トイ・ストーリーを最近久しぶりに観返してみたんです。
で、圧倒されました。この映画のすごさに。
なんというか、フェラーリのエンジンのような、職人による高度で精緻な技術の結晶だな、と思いました。
それで、もっとちゃんと理解したいなと思って、ストーリーの構造をぜんぶ図に落としてみることにしたんです。するとまたいろんな気づきがあった。
普段こんな面倒なことやらないですが、勢いで頑張ってみたので、ちょっとここで発表会をさせてください。
見ずらくてすみませんが、以下が構造図の全体です。
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